「二十四節気 ガーデンダイアリー」カテゴリーアーカイブ
小暑(2022年7月7日~7月22日)の庭の様子
ガーデニングダイアリー 夏至にやることリスト
夏至は新暦で6月21日頃から7月6日頃までです。
ハンゲショウを鑑賞する
ハンゲショウは、高さ60センチほどのドクダミ科の多年草です。
半夏生(はんげしょう)の頃だけ、上にある葉の半分が白くなり、半分化粧をしているかのようになります。
半夏生は夏至から数えて11日目で、例年7月2日頃です。
半夏生は農作業の大事な節目で、かつては、畑仕事を終えたり、田植えを終えたりする目安でした。
半夏生の語源はいくつかあるようですが、一説によると、ハンゲショウという名前の植物の葉が白く染まる頃だからといわれています。
ドクダミを摘んでどくだみ茶を作る
夏至の頃、庭に咲いているドクダミを摘みとって乾燥させ、どくだみ茶を作ります。
夏至の時期、日本は梅雨の真っただ中ですが、ヨーロッパ、特に冬が長い北欧では、明るく開放的な季節の到来を祝い、各地で夏至祭りが行われます。
様々な風習があり、地域によっては薬草摘みをする習慣があるそうです。
夏至には、草木には強い生命力があると考えられているからだそうです。
どくだみ茶:夏至にドクダミを摘みとり、乾燥させ、半夏生にどくだみ茶を飲む
クチナシの花の香りを嗅ぐ
白い花は特別美人が多いような気がしますが、その中でも、二度見するほど美しい、私にとって特別な花があり、中国四大美女にならって、私の庭の四大美女と呼んでいます。
そのうちの一人がクチナシです。
花びらが外側にカールした感じが絶妙で、初夏の嵐の前のちょっと薄暗い不安な日がよく似合います。
甘くてもわっとした香りがします。
パンジーを片付け、マリーゴールドの苗を植える
冬から春にかけて、花壇にパンジーやビオラを植えていますが、ツマグロヒョウモンの幼虫の食草なので、枯れ始めても6月下旬まではそのまま放置しています。
夏至を過ぎると、パンジーも完全に枯れ、ツマグロヒョウモンの幼虫もいなくなるので、パンジーの跡地にマリーゴールドの苗を植えます。
アゲハチョウの幼虫を探す
夏は蝶好きには待ちに待った季節です。
柑橘類の葉の上に、アゲハチョウの幼虫がいないか探し回ります。
バタフライガーデン:蝶が産卵に来る植物を植える(アゲハチョウ科)
ニイニイゼミの鳴き声を聞く
本格的にセミが鳴き始めるのは7月20日頃からですが、この時期、他のセミより一足早く、ニイニイゼミが鳴き始めます。
梅雨時で鬱々とした気分なので、鳴き声を聞いたり網戸にとまっている姿を見つけたりすると、救われたような気になります。
蝉:小学生だった頃の記憶がよみがえる!セミの鳴き声カレンダー
シャスタデイジーを鑑賞してルーサー・バーバンクのことを考える
ルーサー・バーバンク(Luther Burbank, 1849-1926)はアメリカの育種家です。
私がルーサー・バーバンクを初めて知ったのは小学校3年生のときです。
国語の教科書に、三千種類以上もの新しい品種を作り出して世界に広めた話や、彼が作り出した品種、バーバンク・ポテトやシャスタデイジーについての話が載っていました。
シャスタデイジーの誕生には、日本のハマギクも貢献しています。
日本人としてはうれしい限りです。
ガーデニングダイアリー 芒種にやることリスト
芒種は新暦で6月6日頃から6月20日頃までです。
ラベンダーの香りを嗅ぐ
梅雨真っ只中のこの時期、庭のラベンダーの花が咲きます。
摘み取ってドライフラワーにしてもよいのですが、庭にあるラベンダーの香りをそのまま嗅ぐと、タイムリープできるような錯覚に陥ります。
ラベンダーは高温多湿に弱く、日本で育ててよいのは、梅雨のない北海道だけかもしれません。
しかし、『時をかける少女』で、未来では採取できなくなったラベンダーを得るためにこの時代にやってきた未来人 深町くんの存在を知り、静岡の我が家の庭にもラベンダー必須と思うようになりました。
高温多湿でも比較的育てやすい、ラバンジン系のグロッソというラベンダーを植えています。
ブルーベリーを収穫する
ブルーベリーもラベンダーと同じく高温多湿に弱いので、静岡で育てるには微妙な植物かもしれません。
ブルーベリーの栽培用品種は、味が良質だけど冷涼な気候を好むハイブッシュ系と、味は落ちるけど暑さに強いラビットアイ系がありますが、もう一つ、温暖な地域で育てることができるにもかかわらず、味はハイブッシュよりという、サザンハイブッシュ系の品種が出ています。
多種類植えた方が結実しやすいので、サザンハイブッシュ系の「サンシャインブルー」と「ミスティ」と「オニール」を植えています。
雨量計で雨量を量る
梅雨時はあまり庭で作業ができず、フラストレーションがたまります。
必要な水とわかっていても、雨が降ると鬱々とした気分になるので、ベス・チャトーさんにならい、庭にレインゲージを置いて雨量を計り、雨に対するまなざしを変えます。
この程度の雨でこんなにたまるの!?という感じです。
べス・チャトーさんに倣って!雨量計(レインゲージ)を設置する
べス・チャトー(2010)『ベス・チャトー奇跡の庭―英国・グラベルガーデンの四季便り』清流出版
アジサイを鑑賞する
こんな素敵な植物が日本原産なんて誇らしいです。
アジサイはマクロにもミクロにも楽しめるので、まずは遠くから木全体を鑑賞し、そのあと、花に近づいて、ガクの色合いや、小さすぎる花のつくりを鑑賞します。
カタツムリを見つける
アジサイとセットで語られるカタツムリですが、アジサイの上にはほとんどいません。
コンクリートの上を探すとよく見つかります。
庭には、煙管のような細長いカタツムリのキセルガイや、直径3センチくらいのミスジマイマイの仲間も住んでいます。
ガーデニングダイアリー 小満にやることリスト
小満は新暦で5月21日頃から6月5日頃までです。
パンジーを片付けずにツマグロヒョウモンの幼虫を見守る
この時期、パンジーやビオラの花が終わるので、株を片付けたいところですが、ツマグロヒョウモンの幼虫の食草なので、花が終わってもしばらくそのままにしておきます。
サツキの花を観賞する
ツツジとサツキはよく似ていますが、ツツジの花は4月中旬から5月上旬にかけて咲き、サツキの花は5月中旬から6月上旬の小満の時期に咲きます。
同じツツジ科で、姿かたちはとてもよく似ていますが、全く違う性格に見え、ツツジは優しい華やかさ、サツキは爽やかな華やかさを持っている印象です。
カルミアの花を観賞する
田中安良里の庭で最もお菓子度の高いカルミアの花を鑑賞します。
つぼみはアポロにしか見えません。
これってお菓子ですか!?お菓子すぎる植物:カルミア、キンモクセイ、ヤブラン
麦秋を楽しむ
秋から春にかけて、観賞用にムギを少し育てています。
5月下旬から6月上旬の小満の時期は、黄金色になったムギを鑑賞します。
バケツ稲を植える
春から秋にかけて、バケツ稲を育てています。
一斗缶を4個並べて田の字にし、イネの苗を植えます。
ヤマボウシ、下から見るか上から見るか
ヤマボウシの花は上を向いて咲くため、木を下から見ると花が見えません。
木より高い場所に行き、上から花を観賞します。
コアジサイの花を観賞する
線香花火のような繊細さを観賞します。
タイサンボクの花を観賞する
白い花びらのマットな質感を観賞します。
ガーデニングダイアリー 立夏にやることリスト
立夏は新暦で5月6日頃から5月20日頃までです。
初夏らしい爽やかな時期です。
柑橘の花の香りを嗅ぐ
根角博久(2002)『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 柑橘類』NHK出版. の5月の章に、柑橘の花について、「天から香水をまいたかのように、高貴な香りが一面に漂います。」という一節がありますが、まさにこの通りの香りです。
天から香水をまいたような高貴な香り!柑橘の花の香りをモイストポプリで閉じ込める
薫風を楽しむ
「薫風自南來 殿閣生微涼(くんぷうみなみよりきたり、でんかくびりょうをしょうず)」という禅語がありますが、薫風は新緑の間を吹き抜ける初夏の爽やかな風です。
外連味のない静岡県民みたいな清々しい風です。
シュッとしたカッコいい植物を鑑賞する
5月のこの時期は、若武者のようなシュッとした感じのイケてる花が多く咲きます。
ショウブ、アヤメなどはもちろんですが、シランやムラサキツユクサなども端正でかっこいいです。
イネ科の植物を鑑賞する
この時期、ムギやラグラスなどのイネ科の植物が穂をつけます。
イネ科の植物の穂が風に揺れているのを見ると、太古の記憶がよみがえるのか、何かを思い出しそうになりますが、それが何なのかはどうしても思い出せません。
コバンソウを観賞する
イネ科の植物の中でも特にお気に入りなのがコバンソウです。
小判に似た穂をつけるのですが、増殖力がハンパなく、すぐに小判ざっくざくになります。
雑草などと思わずに大切に放置しています。
アサガオ、フウセンカズラ、マリーゴールドの種まきと種の観賞
アサガオ、フウセンカズラ、マリーゴールドなどは、タネが発芽する気温が20℃~25℃と比較的高温なので、立夏のころ種まきをします。
まく前に種を鑑賞するとおもしろいです。
フーセンカズラの種は黒地に白のハートマークがついていますし、マリーゴールドの種はダーツの矢みたいです。
ヒャクニチソウの苗の植え付け
バタフライガーデンに欠かせないヒャクニチソウの苗を植えます。
ヒャクニチソウを種からきれいに育てるのはなかなか難しいので、苗を購入して植えつけるようにしています。
ガーデニングダイアリー 穀雨にやることリスト
穀雨は新暦で4月20日頃から5月4日頃までです。
田畑の準備を始める大切な時期です。
夏野菜の苗の植え付けをする
トマト、ナス、ピーマン、キュウリなどの夏野菜の苗を購入して植えつけます。
ツツジの花を鑑賞する
ツツジの花を観賞します。
様々な色があり、この時期は庭がとても華やかになります。
ツツジの花は意外と花期が短く、4月中旬の穀雨のころに咲き始めて、5月初旬の立夏に近づくころには枯れてしまいます。
ちなみに、サツキは5月中旬から咲き始めます。
アゲハチョウ科の蝶の観賞
私の庭では、春分を過ぎた頃から蝶が舞い始めますが、たいていモンシロチョウかシジミチョウです。
アゲハチョウ科の蝶は、穀雨の頃から舞い始めます。
特にこの時期のジャコウアゲハはものすごく美しいです。
今年初めての草刈りをする
清明のころはそれほどでもなかったのに、穀雨になると突然ハルジオンなどの草が生い茂り、あっという間に草刈りが必要な丈になります。
これから秋まで、二週間に一回は草刈りが必要な季節がやってきます。
八十八夜に庭のチャの木で茶摘みをして煎茶を作って飲む
八十八夜は立春から数えて88日目ということで、毎年5月2日頃です。
このころは、新茶の摘みとりの時期で、八十八夜に摘んだ新茶を飲むと長生きをすると言われています。
極上の味!八十八夜に庭のチャの木で茶摘みをして煎茶を作って飲む
ガビチョウ(画眉鳥)の鳴き声を観賞する
この時期、七色と形容される美しい鳴き声を持つガビチョウ(画眉鳥)が鳴き始めます。
ウグイスやコジュケイ、セミのツククボウシの鳴きまねもしますが、本物とは語尾や音量が微妙に違い、かなり面白いです。
ガーデニングダイアリー 清明にやることリスト
清明は新暦で4月5日頃から4月19日頃までです。
草木が芽吹き、清々しい空気が満ちる明るい季節です。
モミジやケヤキの木の下に入り込み上を向いて新芽を眺める
清明の象徴とも言えるのが、モミジとケヤキの新芽です。
春分までは丸坊主だったのに、清明になると突然芽吹きます。
木の下に入り込み、上を向いて新芽を眺めます。
タラノメ、コゴミ、フキ、タケノコなどの山菜を食べる
清明は山菜の季節です。
山菜は山野に自生する植物で食用にされるものですが、人工的に栽培される野菜とは違い、限られた場所で限られた季節にしか採れません。
山菜の若い芽の部分は、これから成長していくための養分がぎっしりつまっていますし、これを外敵から守るために備えた苦みやえぐみも最高です。
夏みかんを収穫して食べる
庭の夏みかんを収穫して食べます。
果物はそのまま食べるのが一番ですが、ものすごくおいしい夏みかんのアイスクリームのレシピを見つけて以来、食べきれない分はアイスクリームにして冷凍保存しています。
シャクナゲの花を鑑賞して『千と千尋の神隠し』の庭を目指す
我が家には、白いシャクナゲと、縁が赤で中央が白いシャクナゲがあります。
図らずも、この紅白のシャクナゲは通路をはさんで植えられているので、『千と千尋の神隠し』に出てきた下の絵のような庭を目指しているのですが、なかなかこうはなりません。
田中流ジブリクイズのやり方:日常会話にジブリのセリフを忍び込ませる!
アネモネの花を観賞する
アネモネという名前は、ギリシア語で「風」を意味する「anemos」からきています。
ギリシア神話の中に、美少年アドーニスが流した血からアネモネの花が咲いたという伝説があります。
ヒアシンスのヒュアキントスや、スイセンのナルキッソスなど、地中海原産の花にはこの手の話が多いです。
スノーフレークの花とムスカリの花を観賞する
「スノーフレーク」は、白いスズランのような花を咲かせ、「スズランスイセン」とも呼ばれています。
私はスノーフレークをムスカリとセットで植えています。
花期が同じで、スノーフレークの白とムスカリの紫のコントラストがきれいです。
スノーフレークは草丈が30~50センチほど、ムスカリは草丈が10~30センチほどなので、お互いがかぶることもありません。
ちなみに、名前や佇まいが似ていてスノーフレークとよく混同される植物に、スノードロップがあります。
私の庭では、スノードロップは2月の立春のころに咲きますが、スノーフレークは4月の清明のころに咲き、花期が全く違います。
ウラシマソウを観察する
独特な佇まいでその場を異空間にしてしまう上、性転換植物でもあるという、超個性派植物、ウラシマソウ(浦島草)を観察します。
ウラシマソウの群生はめっちゃ怖いです。
家庭菜園や花壇の土づくりをする
私が植えたい野菜や草花の植え付け時期は4月の終わりから5月の初めなので、少し前のこの時期に土を準備します。
植えたい場所の土を掘り起こして石やゴミを取り除き、コンポストボックスで生ごみから作った堆肥を混ぜます。
土の状態や植える植物によって、石灰、油粕、鶏糞なども混ぜます。
ガーデニングダイアリー 春分にやることリスト
春分は新暦で3月21日頃から4月4日頃までです。
本格的な春の到来で庭が一斉に動き出し、観察や作業が追いつきません。
ホトケノザとヒメオドリコソウの茎の断面を観察する
この時期、ホトケノザとヒメオドリコソウをたくさん見かけるようになります。
この二つの植物、同じような場所に生え、似たような雰囲気ですが、よく見ると全然違い、私の中では、キャラや衣装が微妙に違う女性デュオのイメージで、勝手にWinkと呼んでいます。
上の写真の左がヒメオドリコソウ、右がホトケノザですが、この二人のすごいところは、茎の断面が四角いことなんです!
草の茎はみんな丸いと思っている方、道端でヒメオドリコソウかホトケノザを見つけたら確認してみてください!驚きますよ!
ちなみに、春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」という植物で、これではありません。
初蝶を見る
初蝶はその春初めて見る蝶です。
私の庭では、春分を過ぎたころから突然蝶が舞い始めます。
リーフレタスとサンチュの種をまく
サラダバーガーデン用にリーフレタスとサンチュの種をまきます。
地域にもよりますが、種まきの時期は2月~5月です。
植えつける場所の準備や、あまり気温が高くなると発芽しにくくなるといったことから、私は毎年この時期に種まきをします。
発芽に光を必要とする好光性種子なので、あまり土をかけないようにします。
種が飛ばないうちに、種で増える雑草を抜く
「雑草を抜く」というと、「雑草」と一般的に認識されている草をきれいさっぱり抜き取ってしまうというイメージがありますが、私の場合、栽培していないのに生えてきた草のうち、都合の悪いところに生えてきたものを適切な量だけ取り除くのが「雑草を抜く」です。
種で増える雑草をこの時期に抜いておかないと、5月頃激しく後悔することになります。
ハコベなどは春の七草の一つでもあり一掃したくはないのですが、繁殖しすぎると都合が悪いので、種がついて飛ばないうちに抜きます。
ポテトタワーを作る
家庭菜園でジャガイモを地植えで育てていますが、余った種イモでポテトタワーを作ります。
麻袋の口を外側に折り返し、土を入れ、その中に種イモを埋めます。成長に合わせて麻袋の折り返し部分を上げ、土を足していきます。
ラッパスイセンの花がら摘み
ラッパスイセンの花がらを摘みます。
花茎は空洞になっているため、中途半端な場所で切ると花茎の中に水が溜まってしまいます。丸い種子果のすぐ下は空洞になっていないので、そこを切って花がらを取り除きます。
葉を切ってしまうと球根に栄養がたくわえられず、翌年花が咲かなくなってしまうので、葉は完全に枯れるまでそのままにしておきます。
ハナニラの匂いを嗅ぐ
ハナニラは球根で繁殖して星型の花を咲かせる植物です。
その名の通り、葉や球根を傷つけるとニラの匂いがします。
ニラの匂いが嫌いでなければグランドカバーになりますし、ニラ的なものとしておままごとにも使えます。
つくしを見つける
つくしは、ふと目に留まるものではなく、ワラビなどの山菜と同じく、目を凝らして意識的に探さなければ見つからない植物です。
しかし、一度目に入ると急に視界が開けて見つけられるようになり、立体視アートが見えたときの感覚に似た爽快感があります。
下の写真も一瞬ではどこにつくしがあるのかわからないのでは?
ヤマブキの花が咲いた時のためにレンギョウの花の色を覚えておく
黄色の花はたくさんありますが、レンギョウとヤマブキの黄色は別格です。
レンギョウは春分の頃咲きますが、ヤマブキが咲くのはもう少し後で、この二つの花が同時に見られることはありません。
我が家では、レンギョウの黄色はバナナのようなさわやかな黄色で、ヤマブキの黄色は温かみがある黄色というか山吹色です。
並べて比較したいのですが、花期が違うため、黄色の色合いをよく観察して覚えておきます。
源平枝垂れ桃を見て、オリオン座のベテルギウスがいつ超新星爆発するのか思いを巡らす
源平枝垂れ桃は1本の木で、赤、白、ピンク、赤と白のまだらなど、数種類の色の花が咲きます。
「源平」は、源氏が白旗、平氏が赤旗を用いたことから「紅白」という意味でよく使われます。
源平枝垂れ桃を見ると、オリオン座を思い出すので、ベテルギウスがいつ超新星爆発するのか思いを巡らします。
オリオン座のベテルギウス(平家星)が超新星爆発!?平家はいつ滅びるのか
ムラサキハナナを見て、諸葛亮(孔明)のことを思い出す
「ムラサキハナナ」や「ハナダイコン」と呼ばれるこのアブラナ科の植物は、「ショカツサイ(諸葛菜)」とも呼ばれています。
三国志に出てくる諸葛亮(孔明)が、出陣した先々で食用にするために種をまいて育てたことに由来するそうです。
サクラの花を見る
日本中がソメイヨシノを特別視して大騒ぎしますが、私にとっては、春に咲く美しい花の一つです。
ソメイヨシノの満開はとても美しいのですが、花が散って葉芽が出てくる頃は汚くて、なかなか残念なお姿です。
歴史が古く、葉芽と花が同時に開くヤマザクラのほうが趣があるような気もします。
ガーデニングダイアリー 啓蟄にやることリスト
啓蟄は新暦で3月6日頃から3月20日頃までです。
地中で冬ごもりをしていた生き物たちが地上へ這い出してきます。
クリスマスに咲かないクリスマスローズを観賞する
本当のクリスマスローズ(ニゲル)は12月末に開花しますが、日本では春に開花するオリエンタリスを元とした園芸品種が広く普及していてクリスマスローズと呼ばれています。
私の庭のクリスマスローズは啓蟄の頃から咲き始めます。
花に見える部分は正確にはガクです。
さまざまな色や形が楽しめます。
バケツ稲づくりセットを申し込む
3月中旬になると、JAグループが「バケツ稲づくりセット(種もみ・肥料・栽培マニュアル・お名前シール)」を配布し始めるので、ホームページから申し込みます。
JAグループ―身近な食や農を学ぶ―お米作りに挑戦(やってみよう!バケツ稲づくり)
育てた稲は秋に収穫し、ワラで正月飾りを作ります。
収穫したワラで正月飾りを作る!庭でバケツ稲づくり(2017年1月5日投稿)
活発になったメダカの点呼
啓蟄は、地中で冬ごもりをしていた生き物たちが地上に這い出してくる頃ですが、メダカの動きも突然活発になります。
冬の間は姿が見えず、全滅してしまったかと思ったメダカが姿を現します。
白いアセビの開花を確認する
我が家では、ピンクの花を咲かせるアセビと白い花を咲かせるアセビが隣り合わせに植えられています。
ピンクのアセビは雨水のころ開花し、白いアセビは少し遅れて啓蟄のころ開花します。
この時期、紅白のアセビが咲きそろいます。
ヒイラギナンテンの花の香りを嗅ぐ
啓蟄の頃、ヒイラギナンテンの黄色い花が咲きます。
つやのあるとげとげの葉の存在感が大きいため、花はあまり目立ちませんが、とてもいい香りがします。
甘いですが清涼感があり、ジャスミンやマスカットのような、フルーティでさっぱりした香りです。
水栽培のヒアシンスの花を観賞する
12月末に室内で水栽培を始めたヒアシンスが、啓蟄のころ開花します。
ラッパスイセンの花を観賞する
立春のころ咲いていたニホンズイセンは花が終了し、啓蟄の頃からラッパスイセンが咲き始めます。
モクレンの花を観賞する
この時期、モクレンが開花します。
花はぽってりと大ぶりで、花びらの外側が紅紫色、内側が淡紫色で、そのコントラストが清楚で美しいです。