今回の庭ノートでは、私の庭のお菓子すぎる植物を3つ紹介します。
食用の、お菓子に使える植物、という意味ではなく、お菓子みたいな花や実を持つ植物で、子供のころお菓子と同一視していたものです。
子供のころの思考回路とはおもしろいもので、食べられないことはよく理解しているのですが、完全にお菓子の一味だと思っていました。
「この花って、あのお菓子に似てる・・・」といったライトな感覚ではなく、うまく言語化できないのですが、「こいつ、あの一味に違いない・・・」といった、もっとディープな同一視です。
「砂糖菓子のような」と称される花はいろいろありますが、もっと細かい話になります。
カルミア
カルミアはツツジ科の花で、私の庭では5月下旬にから6月上旬にかけて花が咲きます。
特につぼみの形と色が美しく、よく金平糖のようと表現されます。
しかし、私はアポロの一味に違いないと思っていました。
明治チョコレート アポロ
キンモクセイ
キンモクセイはモクセイ科の植物で、私の庭では9月下旬から10月上旬にかけて花が咲きます。
キンモクセイは香りに注目がいきがちですが、小さな花をよく見ると、とんでもなく精巧な作りです。
私は、手作りの型抜きクッキーの上に飾るトッピングシュガーの一味だと思っていました。
製菓用トッピングシュガー
ヤブラン
ヤブランは、キジカクシ科の植物で、私の庭では、9月頃に花が咲き、10月頃にに実がなります。
緑の実は、やがて濃い紫色になり、ブドウのように連なります。
私は、この緑の硬めの状態の実を、プチチョコレートの一味だと思っていました。
チーリン製菓 プチチョコレート
子供のころの思考回路というものは、本当におかしなものです。