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立夏は新暦で5月6日頃から5月20日頃までです。初夏らしい爽やかな時期です。
柑橘の花の香りを嗅ぐ
根角博久(2002)『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 柑橘類』NHK出版. の5月の章に、柑橘の花について、「天から香水をまいたかのように、高貴な香りが一面に漂います。」という一節がありますが、まさにこの通りの香りです。
天から香水をまいたような高貴な香り!柑橘の花の香りをモイストポプリで閉じ込める
薫風を楽しむ
「薫風自南來 殿閣生微涼(くんぷうみなみよりきたり、でんかくびりょうをしょうず)」という禅語がありますが、薫風は新緑の間を吹き抜ける初夏の爽やかな風です。
外連味のない静岡県民みたいな感じで、かなりイケてる風です。
シュッとしたカッコいい植物を鑑賞する
5月のこの時期は、若武者のようなシュッとした感じのイケてる花が多く咲く気がします。
ショウブ、アヤメなどはもちろんですが、シランやムラサキツユクサなども端正でかっこいいです。
イネ科の植物を鑑賞する
この時期、ムギやラグラスなどのイネ科の植物が穂をつけます。
イネ科の植物の穂が風に揺れているのを見ると、太古の記憶がよみがえるのか、何かを思い出しそうになります。あと一息で思い出せそうなので、毎年この時期は鑑賞して粘ります。
コバンソウを増やす
イネ科の植物の中でも特にお気に入りなのがコバンソウです。小判に似た穂をつけるのですが、増殖力がハンパなく、すぐに小判ざっくざくになります。
お金もこんなスピードで増えるようにという願いを込めて、雑草などと思わずに大切に放置しています。
アサガオ、フウセンカズラ、マリーゴールドの種まきと種の観賞
アサガオ、フウセンカズラ、マリーゴールドなどは、タネが発芽する気温が20℃~25℃と比較的高温なので、立夏のころ種まきをします。
種をまく前に種を鑑賞するとすごくおもしろいです。フーセンカズラの種は黒地に白のハートマークがついていますし、マリーゴールドの種はダーツの矢みたいです。
ヒャクニチソウの苗の植え付け
バタフライガーデンに欠かせないヒャクニチソウの苗を植えます。ヒャクニチソウを種からきれいに育てるのはなかなか難しいので、私は苗を購入して植えつけるようにしています。
お祭りからお祭りまで
私が暮らす静岡県富士宮市には、「お祭りからお祭りまで」という言葉があります。季節の区切りや、農作業の目安として、小さいころからよく耳にしてきた言葉です。お祭りとは、富士山本宮浅間大社の、5月4日~6日の流鏑馬祭と、11月3日~5日の例祭のことで、5月のお祭りと11月のお祭りの時期は、二十四節気で言えば、立夏と立冬のころに当たります。
立夏は私にとって生活スタイルがガラッと変わる大事な時期です。野鳥の餌やりもコンポストボックスへの生ごみ捨ても、立冬までお休みです。
野鳥の餌やり解禁!生ごみ捨て解禁!富士宮の季節の節目「お祭りからお祭りまで」