源平枝垂れ桃は花を楽しむための桃で、1本の木で、赤、白、ピンク、赤と白のまだらなど、数種類の色の花が咲きます。
そんな源平枝垂れ桃に実がつきました!
花の観賞が目的で植えていたため、実がなった時は驚きました。
実はこの源平枝垂れ桃、図らずも鬼門である北東に植えてあります。
昔から、桃の木は魔除けになると言われ、よく鬼門除けに植えられています。
古事記では、イザナギが黄泉の国から逃げ帰るときに、黄泉比良坂で桃を投げて、追ってきた悪鬼を桃の霊力によって撃退したとされています。
また、桃太郎は、猿、雉、犬を使って鬼を退治しますが、なぜこんな脆弱なお供かというと、十二支の方位図で、鬼門である丑寅(北東)の正反対にあるのが申・酉・戌(南西)だからということです。
桃+申酉戌で鬼門を封じているわけです。
ちなみに、鬼が二本の角に虎のパンツというのは丑寅=牛虎からきているということです。
何気なくその場所に植えた源平枝垂れ桃ですが、鬼門の方角に植えられたため、邪気を祓わなくてはという責任感から、花桃なのに実をつけてくれたのでしょう!
<参考文献>
深読み古事記~日本の神話と古代史が100倍おもしろくなる! ~
最終更新日 2021年5月30日