源平枝垂れ桃の実がなる!鬼門除けの桃の木

源平枝垂れ桃は花を楽しむための桃で、1本の木で、赤、白、ピンク、赤と白のまだらなど、数種類の色の花が咲きます。

源平枝垂れ桃の花

源平枝垂れ桃の花(2019)

源平枝垂れ桃

源平枝垂れ桃の花(2020)

そんな源平枝垂れ桃に実がつきました!

源平枝垂れ桃の実

源平枝垂れ桃の実(2019)

源平枝垂れ桃の実

源平枝垂れ桃の実(2020)

花の観賞が目的で植えていたため、実がなった時は驚きました。

実はこの源平枝垂れ桃、図らずも鬼門である北東に植えてあります。

昔から、桃の木は魔除けになると言われ、よく鬼門除けに植えられています。

古事記では、イザナギが黄泉の国から逃げ帰るときに、黄泉比良坂で桃を投げて、追ってきた悪鬼を桃の霊力によって撃退したとされています。

また、桃太郎は、猿、雉、犬を使って鬼を退治しますが、なぜこんな脆弱なお供かというと、十二支の方位図で、鬼門である丑寅(北東)の正反対にあるのが申・酉・戌(南西)だからということです。

桃+申酉戌で鬼門を封じているわけです。

ちなみに、鬼が二本の角に虎のパンツというのは丑寅=牛虎からきているということです。

何気なくその場所に植えた源平枝垂れ桃ですが、鬼門の方角に植えられたため、邪気を祓わなくてはという責任感から、花桃なのに実をつけてくれたのでしょう!

<参考文献>

深読み古事記~日本の神話と古代史が100倍おもしろくなる! ~

最終更新日 2021年5月30日