彼岸花→御石様→タイムスクープハンター→浜名湖花博→ヴェルサイユのプチ・トリアノン

今回の庭ノートは彼岸花のお話ですが、何か連想ゲームみたいなことになってしまい、最終的にヴェルサイユ宮殿で着地です。

お彼岸は、秋分の日を中日として前後三日になりますが、お彼岸になると、私の庭でも、信じられないくらい正確に、彼岸花が突然姿を現します。

庭の彼岸花の写真

庭の彼岸花

狐の嫁入り的な怖さがあり、大好きな植物の一つです。

彼岸花も宇宙ですが、もう一つの注目は、下の写真の彼岸花の隣の石です!

庭の彼岸花と御石様の写真

庭の彼岸花と石

この石は、昔からこの状態で存在しているのですが、何か特別な佇まいがあり、注連縄をかけた方がいいのかなというくらいの雰囲気です!

庭にあるほかの石のように、わざわざ置いたようには見えず、意図せずこうなったものではないかと思っています。

彼岸花が咲くと、もう一気に異次元空間です!

大切にしたい石なので、『タイムスクープハンター』のまねをして、数年前からこの石を「御石様(おいしさま)」と呼んでいます。

庭の彼岸花と御石様の写真

庭の彼岸花と御石様

タイムスクープハンターは、NHKのドキュメンタリー・ドラマ風歴史教養番組です。

要潤演じる未来から来た「時空ジャーナリスト」が、時を遡って取材をするという設定で、さまざまな時代の日本社会を題材に、庶民の生き様や風俗などをリアルに再現し紹介するという番組です。

私が特にすばらしいと思うのは、

  • 有名な大事件や歴史上の人物ではなく、歴史の教科書に載らないような出来事や庶民を対象としていること
  • 徹底的な時代考証がされているところ
  • 時代や身分に応じた日本語を再現していて、現代人の私には現代語に訳した字幕を見ないと理解できない場合があること
  • かつらを使用していないので、髪形、特に「さかやき」が全員一緒ではないところ
  • 登場人物の服装がリアルで、時代や身分によって、極端にみすぼらしかったり汚かったりするところ
  • 時代や身分によって、お歯黒や白塗り化粧をしているところ

です。

御石様」と呼ばれる石は、タイムスクープハンター』テレビシリーズ シーズン5 第14回「村を守れ!投石バトル」に、村の守り神として登場します。

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「御石様」は劇場版「タイムスクープハンター安土城最後の1日」にも登場します。テレビシリーズの「村を守れ!投石バトル」が、劇場版の前日譚になっていて、村のご神体「御石様」を織田兵に奪われた村人たちが登場します。

劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日

我が家の彼岸花&御石様もすばらしいのですが、私には「彼岸花」と聞くと必ず思い出す、忘れられない庭があります。

2004年に開催された浜名湖花博にあった、有限会社飯田庭園さんの「水車小屋のある庭」です。

2004年浜名湖花博の水車小屋のある庭の写真

2004年浜名湖花博の「水車小屋のある庭」

水&稲&案山子&彼岸花!なんてすばらしい組み合わせでしょう!ノスタルジーの真骨頂です!

これがリアル田んぼ&彼岸花ではなく、「庭」であるところがポイントなんです!

ヴェルサイユ宮殿(Palais de Versailles)にあるマーリー・アントワネットMarie-Antoinette)の庭、プチ・トリアノン(le Petit Trianon)の庭に共通する何かを感じます。

プチ・トリアノンは、ヴェルサイユ宮殿の中にある離宮の一つですが、マーリー・アントワネットは、そこの庭園の中に田舎の村里を模した小さな集落を作り、を作り、なんと農夫まで配置してしまったのです!

数年前に訪れたときの少し古い写真になってしまいますが、こんな感じです!

ヴェルサイユ宮殿内のマリー・アントワネットのプチ・トリアノンの庭

ヴェルサイユ宮殿内のマリー・アントワネットのプチ・トリアノンの庭

ヴェルサイユ宮殿内のマリー・アントワネットのプチ・トリアノンの庭

ヴェルサイユ宮殿内のマリー・アントワネットのプチ・トリアノンの庭

マリー・アントワネット様、おそるべしです!

プチ・トリアノンについては、語ると長くなってしまうので、今回はやめておきます。

ところで、我が家には、白い彼岸花も咲きます。

庭の白い彼岸花の写真

庭の白い彼岸花