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雨水は新暦で2月19日頃から3月5日頃までです。雪から雨に変わり、草木が芽吹き始めます。
満開の白梅を見て菅原道真のことを考える
雨水の時期、庭の白梅の花が満開になります。庭の木々はどれも大切な存在ですが、どれか一本と言われたら白梅を選ぶかもしれないくらい、この木には特別な思い入れがあります。
この時期に留守にして梅の満開に立ち会えなかっただけでも、梅は元気だろうか、ちゃんと咲いているだろうかと心配になります。
左遷され「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」と詠った菅原道真の思いはどれほどのものだったでしょう(涙)。
紅梅の開花を確認する
私の庭では、白梅は立春のころ開花して雨水のころ満開になりますが、紅梅は白梅より遅く、雨水のころ開花します。
メジロを観察する
梅の花の蜜を吸いに来るメジロを観察します。観察のポイントは、ありえないウグイス色の色合い、触りたくなるような質感、仲間とくっついているときのもふもふ具合です。
ツバキの花や実で遊ぶ
ツバキの開花は品種によって異なりますが、私の庭に植えられているツバキの開花は、2月下旬、雨水の頃が中心です。
ツバキの花でおままごと用静岡おでんを作ったり、落ちているツバキの実で椿笛を作って遊びます。
ヤブツバキで遊ぶ。おままごと用「椿の花の静岡おでん」と「椿笛」
春一番に吹かれる
春一番は立春から春分の間にその年に初めて吹く南寄りの強い風で、雨水の頃吹きます。春一番が吹いた日は気温が上昇しますが、そのまま暖かくなっていくわけではなく、翌日は寒さが戻るので、その寒暖差を楽しみます。
フキノトウを見つけて食べる
私はブロッコリーやカリフラワーなど、蕾が大好物なのですが、蕾の中でもフキノトウは別格です。ほろ苦い春の風味が体を目覚めさせてくれますが、この苦み成分には、冬の間に滞った新陳代謝を活発化させる働きがあり、香りが食欲を増進させ、消化を助けてくれるそうです。
ナバナを収穫して食べる
庭には「種捨て場」と呼んでいる2メートル×1メートルくらいのちょっとした場所があり、家庭菜園で余った、小松菜、水菜などのアブラナ科の野菜の種をばらまいています。
雑草が生い茂る場所で完全に放置なのですが、なぜかそこから出てくる野菜のほうが、家庭菜園で育てている野菜よりうまく成長し、この時期はつぼみを摘み取ってベーコンと一緒に炒めて食べます。
マンサクの開花を確認する
マンサクは春の訪れを告げる花の一つです。早春に「まず咲く」が転じてマンサクとなったと言われています。マンサクの葉は、秋にとてもきれいに紅葉しますが、枯れても春に花が咲くまで落ちずに枝についています。
ピンクのアセビの開花を確認する
我が家では、ピンクの花を咲かせるアセビと白の花を咲かせるアセビが隣り合わせに植えられています。白いアセビが咲くのはもう少し後で、まずはピンクのアセビが開花します。