月別アーカイブ: 2017年2月

かわいいメジロが目白押し!みかんでメジロとヒヨドリを呼ぶ

 

梅の花が咲く1月中旬から2月にかけて、庭にはメジロがたくさんやってきます。

お目当ては梅の花の蜜です。メジロのもうひとつの大好物が果汁なので、梅の木の手前にあるツツジの枝に、半分に切ったみかんをさしてメジロにお裾分けしています。

メジロが訪れる梅の木の写真

メジロは、梅の花の蜜を吸って、みかんの果汁を吸って、と、梅の木とツツジの木の間を行ったり来たりします。

梅の蜜を吸うメジロの写真

みかんの果汁を吸うメジロの写真

梅にウグイスといいますが、梅の花+ウグイスの声が春を感じさせるということであって、梅の木にウグイスがくるわけではありません。ウグイスはふつう藪の中にいて、ほとんど目撃することはありません。私の庭にも、「ちょっと、うますぎない!?」と、いらしたお客様が会話を止めてまで言うほど鳴くのがうまいウグイスがいるのですが、残念ながら、このウグイスの姿は一度も見たことがありません。

多くの人は、ウグイス色というと、メジロのような明るい抹茶色を想像されるようですが、本当のウグイス色はもっと落ち着いた色です。ウグイスの体の色は、ぱっと見た感じではほとんど茶色で、よく見ると灰色がかった緑をしています。ウグイスもメジロもどちらもきれいな色です。

メジロは色もさることながら質感もすごくて、何素材!?と凝視してしまうほどです。

梅の木にとまるメジロの後ろ姿の写真

メジロには、お互いに押しあうように、ぴったりと枝に並ぶ習性があります。込み合っていることや物事が多くあることを意味する「目白押し」という慣用句は、ここからきているそうです。もふもふの体をぴったりくっつけて寄り寄りしていています。

メジロが目白押しの写真

エサ場では、ヒヨドリがメジロをよく追い払っています。体の小さいメジロは抵抗できません。たまにひどい追い立てられ方をしています。そんなわけもあり、我が家では、メジロを「メジロちゃん」と呼び、「ヒヨドリ」を「ヒヨ」と呼び捨てにしてしまっています。ヒヨドリも外ではきっと大変な思いをしているのでしょうが…。

「じょうのう(みかんの果肉が入っているふくろ)」のことを、静岡では「ほろ」と言いますが、ヒヨはみかんの果汁を吸うのではなく、ほろごと食べていきます。

みかんを食べるヒヨドリの写真

梅の花の蜜を吸って、みかんの果汁を吸って、たまにヒヨドリに追い払われ、枝の上で仲間とくっついて。メジロを見ていると、なんとも日本的な風景だなと思います。

梅の木に並んでとまるメジロ二羽の写真

おすすめの本

谷口高司(2013)『新・山野の鳥―野鳥観察ハンディ図鑑』日本野鳥の会.

写真ではなく絵の図鑑です。私が持っているのは1983年発行の3訂版ですが、絵が本当に美しいです。山野の鳥がコンパクトに載っています。薄くて軽くて、持ち歩くにも便利です。

ヤマケイハンディ図鑑7 新版 日本の野鳥 山溪ハンディ図鑑

写真の図鑑です。水辺の鳥と山野の鳥が両方載っています。厚くて重くて、部屋の中で眺めているとずっしりしあわせです。

こんなところにですか!?シジュウカラが植木鉢に巣を作る

鳥の餌台を設置!ひまわりの種でヤマガラとシジュウカラを呼ぶ

ついに来た!七色の美しい鳴き声を持つ、セミの鳴きまねもできるガビチョウ(画眉鳥)

鳥の餌台を設置!ひまわりの種でヤマガラとシジュウカラを呼ぶ

庭にバードフィーダー(鳥の餌台)を設置し、冬の間、ひまわりの種をおいて野鳥を観察しています。

設置している場所は、縁側のすぐ向こうの庭です。部屋の中や縁側から、訪れる野鳥を観察することができます。下の写真の真ん中あたり、赤い丸で囲ってあるのがバードフィーダーです。

バードフィーダーの写真

縁側への出入り口のそばには、鳥セットを用意しています。上はバードコール(鳥笛)、下は野鳥シートです。

バードコールと野鳥シートの写真

バードコールは木片と金属でできた筒で、こすり合わせた摩擦音で小鳥の鳴き声に似た音を出すことができます。この音で鳥が集まります。これを、小鳥の形をしたキーリングにつけて、巣箱型のケースに収納しています。実はこのキーリング、ホイッスルになっています。鳥笛に鳥笛をつけていることになります。

バードコールの写真

野鳥シートは日本鳥類保護連盟のものです。下敷きタイプで、身近な鳥がB5サイズの両面にまとめられています。壁につるしてあるので、見かけない鳥が訪れたときに、このシートですぐに確認することができます。

日本鳥類保護連盟の野鳥シート

餌は大粒ひまわりの種と黒ひまわりの種です。餌の保管には、イギリスのバーゴン&ボール(Burgon & Ball)のBird Feed缶を使用しています。

BIRD FEED缶に入ったひまわりの種の写真

バードフィーダーには、大粒ひまわりの種と黒ひまわりの種のブレンドを置きます。このひまわりの種を求めてバードフィーダーにやってくるのは、ヤマガラとシジュウカラです。

鳥は春から秋にかけては虫を食べるので、餌をあげるのは食べ物がなくなる冬の間だけです。生態系を崩す心配、また病気の心配もあるので、餌のあげすぎには注意する、餌台は清潔に保つ、糞には絶対触らない、などのルールを作っています。

バードフィーダーのひまわりの種の写真

ヤマガラもシジュウカラも、同じスズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属ですが、性格が全く違います。我が家では、ヤマガラをモヒカン、シジュウカラをネクタイと呼んでいます。

ヤマガラは、頭の模様がモヒカンみたいです。

バードフィーダーにとまるヤマガラの頭の写真

よく言えば人懐っこくて賢いのですが、悪く言えば図々しくて行動が荒いです。ものすごいスピードで飛んできて、いきなりバードフィーダーに着地します。種の選び方もワイルドで、選び散らかして種を落としていったりします。

バードフィーダに着地するヤマガラの写真

シジュウカラは、黒いネクタイをしているように見えます。

バードフィーダーにとまるシジュウカラの写真

よく言えば控えめでお行儀がいいのですが、悪く言えば臆病です。一番最初の写真にある、奥の梅の枝にまずとまり、その手前にあるツツジの枝に移動して、さらにその手前にあるブッドレアの枝に移動して、あたりを警戒しながらおそるおそるバードフィーダーに飛び移ります。時々、まわりの気配にビビって種を落としていったりします。種を落とす理由がヤマガラと180度違います。

バードフィーダーに乗るヤマガラとその様子をツツジの木の中からうかがうシジュウカラの写真です。なんか、性格がよく表れています。どちらもかわいいですが、なぜかシジュウカラを応援してしまいます。

ヤマガラが去るのを待つシジュウカラの写真

ヤマガラもシジュウカラも、種はバードフィーダーでは食べずに、くわえて近くの木に持って行きます。木の枝の上で、足で種をおさえて、くちばしで殻を割って器用に中味を取り出して食べています。

枝の上でひまわりの種の殻を割るヤマガラの写真

マイクロチップをつけていないので確認できませんが、下の写真のシジュウカラ、もしかしたら我が家で生まれた子かもしれないです!

こんなところにですか!?シジュウカラが植木鉢に巣を作る(2017年1月15日)

ブッドレアの枝にとまるシジュウカラの写真

 

おすすめの鳥グッズ

バードコール

鳥の声にそっくりな音が出ます。練習次第でかなり鳥の声に寄せることができます。

QUALY 鍵収納 キーリング Sparrow Keyring

これにバードコールをつけて保管していますが、本来は鍵をつけておくものです。色違いが何種類かあります。私が使っているのはブラウンハウス+ホワイトバードです。

ナチュラルペットフーズ 大粒ひまわり 500g

我が家に来る野鳥に大人気の種です。こちらの大粒ひまわりの種と下の黒ひまわりの種をバードフィーダに一緒に置くと、大粒ひまわりの種のほうが減りがはやいです。

ナチュラルペットフーズ 黒ひまわり 500g

大粒ひまわりの種よりも小さくて細くて、おしゃれな種です。

こんなところにですか!?シジュウカラが植木鉢に巣を作る

ネクタイが太いほどモテる!イケメン シジュウカラ

かわいいメジロが目白押し!みかんでメジロとヒヨドリを呼ぶ

ついに来た!七色の美しい鳴き声を持つ、セミの鳴きまねもできるガビチョウ(画眉鳥)

1月は富士山がよく見えるって本当!?2017年1月の富士山観測結果+写真集

静岡県富士宮市に住んでいてよく聞かれることの一つに、「富士山はいつ行けばよく見えますか?」というのがあります。

実は、富士登山シーズンである7月、8月は、富士山はほとんど見えません。意外に思われるようですが、夏はむしろ見えたらラッキーという感じです。晴れていたとしても、雲がかかってしまい、麓からは見えないことが多いのです。富士山を見に我が家にいらっしゃるお客様は圧倒的に夏休みが多いため、いつも富士山が出てくれるかハラハラします。天気をうらんではいけませんが、富士山が出ないとお迎えする側も本当にがっかりします。

私が住む富士宮市のおとなりのまち富士市で、おもしろい調査をしています。平成3年から、富士市庁舎から富士山が見えた日数をカウントしているのです。観測記録によると、富士山が一番見えるのは12月と1月になるようです。

富士市 富士山観測の記録

夏はあまり見えなくて冬はよく見える、というのは感覚的にはわかっていますが、本当に12月と1月はよく見えるのか!?と思い、2017年1月の一か月間、富士山がどのくらい見えるか観測してみることにしました。

観測といっても、方法は極めていい加減で、一日一回、いつでもいいから富士山の写真を一枚撮るというものです。その日のお天気によって、一日中ずっと富士山が見えていて夜も見えるときもあれば、朝は見えなくても午後になって見えることや、その逆もあります。とにかく、お客様が一日中滞在したと仮定して、一日のうちのどこかで富士山が見えたら、富士山が見えたことにする、というものです。

普通に生活しながらの撮影は思ったより大変なものでした。泊まりで出かけるときは早朝や日没ぎりぎりになんとか撮影。体調を崩して寝込んだ時は母に代わりに撮影してもらって、なんとか一か月つなげました。カメラもいい加減です。デジタル一眼レフで撮ることもあれば、時間がなくてスマートフォンで撮ることもあったり。

結論としては、2017年1月に富士山が見えない日は一日もありませんでした!というか、毎日見えました!1月20日があやしいですが、よく見ると、富士山の稜線や雪が見えます。これなら、遠くからいらした方に「あれが富士山です!」となんとか言うことができるレベルです。

1月は富士山がよく見えるというのは本当でした!2月に入ってからはお天気もぐずつき、途端に富士山が見えにくくなっています。

2017年1月の富士山の写真集です。全て私の庭から撮影した富士山ですが、1月3日だけはおまけで、富士宮浅間大社から撮影した富士山です。赤い鳥居と富士山のコントラストがきれいです。

岡田紅陽先生には遠く及びませんが、私なりに頑張って一か月間撮り続けた力作です。

それではご覧ください。富嶽三十一景。

おすすめの本

紅陽会(1990)『富士―紅陽会写真集』 文一総合出版.

富士山の撮影に生涯を捧げた写真家岡田紅陽先生と、その遺徳を慕い創立された紅陽会の撮影による富士山の写真集です。千円札、旧五千円札の裏面にある逆さ富士の原版となった、岡田紅陽先生の作品「春の湖畔」も載っています。

大岡信・岡田紅陽他(1987)『富士山』新潮社.

岡田紅陽先生の富士山の写真をはじめ、富士山について様々な切り口から語られています。1987年と古い本ですが、2004年に閉鎖された富士山測候所の様子なども載っていて、むしろ興味深いです。

田中安良里書店 powered by amazon.co.jp 開店です!

田中安良里書店 powered by amazon.co.jpをオープンしました!ガーデニングや自然科学系の本を中心に取り扱うオンラインストアです。「庭ノート」などの記事で紹介した書籍と雑貨のみを並べています。

田中安良里書店 powered by amazon.co.jp

本棚の写真1

書店内で本のタイトルまたは画像をクリックすると、詳細やエディターレビューを見ることができます。Amazon を通して購入が可能です。

記事で紹介した本や雑貨をその都度追加していく予定です。どうぞお楽しみに!

本棚の写真-1

黄色でハッピーになる!旧正月と立春を金柑と水仙で祝う

2017年1月28日は旧正月でした。私は旧暦と新暦の両方で暮らしています。

子供のころから、桃の節句や七夕などの季節の行事は旧暦でお祝いしています。新暦の桃の節句には桃が咲いていませんし、新暦の七夕には梅雨で星が見られません。旧暦でないと、季節の行事に必要なアイテムをそろえるのが難しいのです。

旧正月はその年によって新暦の何日になるか違いますが、だいたい新暦の1月下旬から2月中旬のどこかなので、私は、立春と合わせて、この期間をふわっとお祝いすることにしています。旧正月は旧暦の1月1日またはそれから始まる数日間で、立春は二十四節気における第一節です。

中国では、旧正月(春節)に、新しい年の吉祥を祈願する縁起物が飾られるそうですが、その中でもポピュラーなものが、富をもたらすと言われる金柑の鉢植え、良い香りが幸せを運ぶと言われる水栽培の水仙、だそうです。

私は金柑と水仙を和風にアレンジして取り入れています。

金柑は、この時期、3センチくらいの実がたくさんなって、見ているだけで明るく豊かな気持ちになります。

キンカンの木の写真

中国のように鉢植えを飾るのではなく、実を収穫して甘煮にして食べています。直径12センチの琺瑯のお鍋に、ヘタと種をとった金柑を20個入れ、砂糖75gとはちみつ25gと水100ccを加えて、アクをとりながら20分煮るだけです。

鍋の中のキンカンの甘煮の写真

白湯に入れたり、ヨーグルトに入れたり、トーストにのせたり、いろいろな方法で楽しむことができる優れものですが、高温でシブくいれた緑茶のお茶請けとしてそのまま食べるのが私のおすすめです。お茶(日本茶)+みかん(柑橘類)のことを、私は静岡セットと呼んでいます。この静岡セット、緑茶のカテキン+柑橘のビタミンCで、風邪予防にもなります。

金柑の甘煮と緑茶の写真

水仙は、中国の品種ではなく、和水仙を水栽培にしています。

和水仙は庭のあちらこちらに咲いていますが、増えてあまり球根が密集すると、葉だけが茂り、花が咲かなくなります。そのため、何年かに一度掘り起こして植えなおしています。

その掘り起こした球根を水栽培にして部屋の中で育てています。陶器やガラスの器に石を敷いて、その上に球根を置いて水を少しはるだけです。水栽培というと、ヒヤシンスやクロッカスが思い浮かびますが、清楚で品があって格が高い和水仙もおすすめです。

水仙の水栽培の写真

和水仙の香りは、甘いのに甘ったるすぎず、清涼感があるのに涼しすぎず、絶妙なバランスの香りです。嗅ぐと幸せな気持ちになります。

新暦の1月2月は一段と寒さが増し、少し鬱々とした気分になりがちです。金柑と水仙の黄色を見て香りをかぐと気分が晴れます。黄色には気持ちを明るくしてくれる効果があるそうです。節分の豆まきや柊鰯も大事ですが、邪気除けの後は、黄色で明るい気持ちを取り込むのもよいのではないかと思います。

おすすめの本とアプリケーション

月読君

月の満ち欠けと日本の旧暦カレンダーを表示するアプリケーションです。昔は旧暦カレンダーを見て手帳に月齢を書き写していましたが、今ではこのスマートフォン用の便利なアプリを使っています。

くらしのこよみ

二十四節気と七十二候に沿って更新される暦アプリケーションです。自然の変化を表す七十二候の言葉をベースに、写真、絵、俳句、読みものなどで構成されています。巻物仕立てになっていて、作りも美しいです。

松村賢治(2010)『旧暦と暮らす』文芸春秋.

2002年にビジネス社から出た単行本の文庫版です。世の中が、今ほど二十四節気や七十二候にフォーカスを当てていなかったころ、いち早く旧暦で暮らすことを提唱した本です。やはり旧暦の方がアジアのくらしに合っているかも・・・と、旧暦で暮らしてみたくなる一冊です。

ヨハンナ・パウンガー/トーマス・ホッペ(1997)『月の癒し』飛鳥新社.

私が意識的に月の暦で暮らすきっかけになった本です。月の満ち欠けに順じた暮らし方については、真偽のほどはわからず、なかなか評価が難しい本ですが、オーストリアのチロル地方の農家に伝わる知恵として読むとおもしろいです。体を大切にして丁寧に暮らそうという気持ちにさせてくれる読み物です。

どくだみ茶:夏至にドクダミを摘みとり、乾燥させ、半夏生にどくだみ茶を飲む

私の庭は鉄不足!?フランスのパリ植物園で感じたこと

夏にフランスのパリ植物園(Le Jardin des Plantes)に行ってきました。

ここはパリ5区にある植物園で、1635年、ルイ13世の時代に王立薬草園として創設された歴史のある植物園です。23ヘクタール以上もある広大な敷地には、国立自然史博物館、温室、動物園も併設されています。

メインの整形式庭園には無料で入ることができます。植物園というより公園といった雰囲気です。ベンチでぼーっとする人、お散歩をする人、ジョギングをする人、太極拳をする人などもいて、パリの日常を垣間見ることができます。

パリ植物園の整形式庭園の写真

それにしても、さすがフランス。色彩感覚がすばらしいです。花もさることながら、葉の色合いと組み合わせが絶妙です。

パリ植物園のジニアの写真

この黄色いお花、ジニアだと思いますが、目を疑うようなレモンイエローでした。写真では少し違う色に写ってしまっているので残念です。明るいのに涼やかで洗練されていて、私は今までお目にかかったことのない色でした。このような色の品種なのだと思いますが、パリの冷涼な気候もこの美しい色を維持するのに大きく関係していると思います。

静岡でジニアやサルビアやマリーゴールドを育てると、とても元気に育ってはくれるのですが、なにかこう、暑くてだれてしまうというか、色が飛んでしまうような印象があります。軽井沢で見た、赤いサルビアと黄色いマリーゴールドの組み合わせが忘れられず、私の庭でも真似をして植えてみたのですが、思うような色合いが出ませんでした。この種の花を日本できれいに育てられる場所は、長野と北海道なのではないかと思います。

パリ植物園は温室もすばらしいです。アールデコスタイルの美しい外観ですが、中に入ると熱帯植物が生い茂る本気のジャングルです!パリにいることを忘れてしいます。

パリ植物園の温室の写真

アンリ・ルソー(Henri Julien Félix Rousseau)は、この温室に通って観察をし、「夢」などのジャングルをテーマとする絵を描いたそうです。

しかし、パリ植物園を訪れて私が一番感じたことは、自分の庭に圧倒的に鉄分が不足しているということです!

こちらは野生のミツバチのためのホテル。(Hôtel de charme pour les abeilles sauvages)

パリ植物園のミツバチのホテルの写真

とてもかわいらしい設計ですが、注目は点前のフェンスです。このフェンスを手で隠してみてください。フェンスがあった方が、なんかミツバチのホテルのクオリティが高く見えませんか!?フェンスのさび具合も絶妙です。

こちらは道具入れの小屋です。

パリ植物園の道具小屋の写真

黄色い円柱の建物に赤い窓枠、グレーのとんがり屋根と、とてもおしゃれな小屋ですが、注目は小屋の左の一輪車と手前の庭に点在している金属のプランツネームプレートです。金属がちょっと注入されるだけで庭が締まります。

ここにも、あそこにも、ふと目をやるとそこには鉄分が。

パリ植物園のリヤカーの写真

パリ植物園のプランツネームプレートの写真

鉄分が入るだけで、庭がぐっとこなれた印象になります。もともと、年月が経つと汚くなってしまうプラスチックより、使い込むほどに風合いが増す石や木や金属の方が好きでしたが、庭に金属が加わると、植物がより一層みずみずしく見えるなと、改めて思いました。私の庭にも、必要に応じてさらに鉄分を注入していこうと思いました。

おすすめの本

ジュウ・ドゥ・ポゥム(2014)『パリのガーデニング』主婦の友社.

パリの個人のお庭が紹介されています。庭がもう一つの部屋として機能しているのが印象的です。本の最後には、ガーデニング好きのためのパリのおすすめスポットも紹介されています。

松田行弘(2014)『フランスの庭、緑、暮らし』グラフィック社.

フランスの都会の庭や郊外の庭が紹介されています。庭に鉄分を注入するための教科書になる本です。巻末には、パリ市内や郊外、遠く離れた田舎町にある、庭を堪能するためのとっておきのスポットが紹介されています。