スイスの庭は虫がいなくて残念だけどリスがいる!

スイスの夏の庭はとてもきれいで、温暖かつ冷涼な気候のためか、花の色も鮮やかで、疲れた印象がありません。

スイスの庭

しかし、少しだけ残念なのは、虫があまりいないことです。

ピクニックをするには快適な場所ですが、虫好きにとってはちょっぴり物足りない場所でもあります。

日本の私の庭では、夏は、チョウが飛び回り、セミが鳴き、カナブンとぶつかりそうになり、蚊に刺されと、とにかく飛んでいるものが多いのです。

でもこちらにはリスがいます!

野生のリスに馴染みのない私は大興奮です!

スイスのリス

おしりが可愛すぎです。

スイスのリスのおしり

勝手に冬越ししてくれる我が家の熱帯スイレン

熱帯スイレンの花が咲きました。

熱帯スイレンの花

花は朝開いて夕方閉じます。

花の開閉を見ているだけでもおもしろいです。

2015年に購入したものですが、毎年花をつけてくれています。

熱帯スイレンは耐寒性がないため冬越しが難しいらしいのですが、

我が家の熱帯スイレンは、屋外で水につけたまま放置でも冬を越えてくれます。

静岡なので比較的暖かい地域とはいえ、冬の最低気温は5℃以下です。

冬には地上部が枯れて、死んでしまったのではないかと思うのですが、

死んだと思って処分せずに大切に放置していると、初夏に必ず葉が出てきます。

玄関アプローチの敷石の間にキノコが生えていた

玄関アプローチの敷石の間に、キノコが生えていました。

キノコ

庭でキノコを見つけると、何キノコであれ、何か特別なものを見つけてしまったような気になり、興奮します。

でもこれ、何キノコかわかりません…。

キノコ

Clark Heinrich(1997)『神々の果実』青土社

フヨウの花の中の花粉まみれの虫

庭のフヨウの花が咲きました。

例年は、フヨウの花の透けるような白に感動するのですが、

フヨウ

今年は、フヨウの花の中で花粉まみれになっている虫に感動しました。

フヨウの中の花粉まみれの虫

花粉まみれの虫は、生で見るとありえない質感で、「私はもしかして新種の虫を発見してしまったのではないか!?」と思うくらいのルックスでした。

緑のカマキリが茶色のカマキリになっていた!

庭に置いてあるシンクの中に、緑のカマキリがいたのですが、

緑のカマキリ

次の日に見たら、茶色のカマキリになっていました!

茶色のカマキリ

別人!?同一人物!?

私を驚かせようと、同じ大きさの二人が入れ替わったのか。

私を驚かせようと、同一人物が色を変えたのか。

カマキリの生態に詳しくないので、カマキリ先生に聞かなければわかりません!

どちらにしても、昆虫すごいぜ!

NHK 香川照之の昆虫すごいぜ!

静岡の庭でアカボシゴマダラを目撃!

静岡県富士宮市にある我が家の庭で、アカボシゴマダラを目撃しました!

アカボシゴマダラ(2019年8月1日)

庭を通過するアカボシゴマダラ(2019年8月1日)

庭に飛来したものをあわてて撮影したのですが、残念ながら写真がボケてしまっています。

アカボシゴマダラ(2019年8月1日)

庭を通過するアカボシゴマダラ(2019年8月1日)

アカボシゴマダラ(2019年8月1日)

庭を通過するアカボシゴマダラ(2019年8月1日)

あっという間に飛んで行ってしまいました。

アカボシゴマダラはタテハチョウ科のチョウで、日本本土には生息していなかったチョウです。もともとは中国大陸や奄美大島に生息するチョウですが、違法に国内に持ち込まれた個体を元に意図的に放蝶されたものが定着・拡大しているそうです。

国立環境研究所 侵入生物データベース アカボシゴマダラ の侵入情報によると、

神奈川県(藤沢,大磯,横浜,鎌倉,逗子,葉山,綾瀬,大和,茅ヶ崎,川崎),東京都区内,伊豆大島で記録されている.2010年以降は埼玉県,千葉県,茨城県,栃木県,群馬県へと関東全域に分布を拡大している.
近年,静岡県,山梨県でも目撃情報がある.

とあります。

2016年に庭で初めてこのチョウを目撃した時は本当に驚きました。

庭を通過するアカボシゴマダラの写真

庭を通過するアカボシゴマダラ(2016年10月2日)

最初はキアゲハかと思ったのですが、キアゲハにしては飛び方がおかしいです。ゆったりと舞っていたため、アサギマダラか!?と思いなおしましたが、色が全く違います。とにかく撮影してよく見た結果、アカボシゴマダラと判明した次第です。

その後、毎年何回か庭で目撃するようになりました。

アカボシゴマダラ(2017年8月8日)

庭を通過するアカボシゴマダラ(2017年8月8日)

アカボシゴマダラ(2017年8月8日)

庭を通過するアカボシゴマダラ(2017年8月8日)

色彩も美しく、ふわんふわんと優雅な飛び方をし、なかなかステキな蝶ですが、在来種のオオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウなど幼虫期にエノキの葉を食べる蝶類と競合し、環境省の生態系被害防止外来種リストに入れられています。

庭にまつわる名言:斉藤吉一『おてがる 茶花ガーデニング: ものぐさでも大丈夫!』


「ものぐさガーデニングは、植物を育てるというより、「見守る」ガーデニングです。面倒を見るというより、環境だけ整えてあげて、あとは見守って応援してあげるやりかたです。

これならある程度ラクにできるし、下手に手を加えすぎて、「死んだ庭」にしてしまうことも防げます。

私は庭師として、たくさんの死んだ庭を見てきました。ばっちり整理整頓されてはいますが、温かみを感じない、命を感じない場所。楽しみも心地よさも感じられないのです。

だからそうしないため、できるだけ何もせず、植物本来の姿を楽しむ。それがわたしの考える、見守り型のガーデニングです。」

斉藤吉一

『おてがる 茶花ガーデニング: ものぐさでも大丈夫! より


「死んだ庭」とは、なんて適切な表現なんでしょう。私も時々、完璧なまでに整然としているのに、温かみや命を感じない庭に遭遇します。そしてそのような庭に立つと、直観的に「なんかこの場所怖い」と感じます。


 

庭にまつわる名言:ケビン・クルーズ『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』


「庭仕事の80対20

あなたは毎年、一体どれだけの時間とお金を庭に費やしているだろうか?今やっているのは芝刈り、際刈り、肥料などの散布、花壇の雑草抜き、茂みや木の刈り込み、花植え、歩道の掃除、といったところだろうか?自分では庭仕事をしないという人は、芝刈りやマルチの交換、芝生用肥料の購入、除草剤の散布、木の刈り込みなどをしてもらうために、どれだけのお金を業者に支払っているか考えてみよう。

だが80対20の法則を適用すると、隣人や自宅前を通りかかるドライバーがあなたの庭から受ける印象の80%は、あなたが行った手入れのたった20%で決まる、といえるのではないだろうか。この点を念頭に置けば、やるのは芝刈りと草むしりだけにして、際刈りと季節ごとの花の植え替えはやめようと思うかもしれない(もちろん、庭仕事が好きな場合は話が別だ)。」

ケビン・クルーズ

『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』 より


私は庭仕事が大好きなので話は別ですが、それにしても効果的な庭仕事のやり方について考えさせられます。


 

庭にまつわる名言:パム・グラウト『「感謝」で思考は現実になる』


「私もたまには意地悪な気分になり、文句の一つも言いたくなる。テレビ番組は絶対に見逃さないくせに、外の世界の美しさは平気で見逃している人が、あまりにもたくさんいるからだ。大金を払ってエコツアーに参加して、ウミガメを救うためにわざわざコスタリカまで行っているのに、自宅の裏庭に生えている植物の名前も知らない人だっている。」

パム・グラウト

『「感謝」で思考は現実になる』 より


お金を使って遠出をしなくたって、見るべきものや知るべきことは、自宅の裏庭や近所の公園にいくらだってあります。