投稿者「田中安良里」のアーカイブ

妖しい魅力!ジャコウアゲハが庭に来ました!

今年も庭にジャコウアゲハが来ました。

ジャコウアゲハの写真

ジャコウアゲハ(2021)

ジャコウアゲハはステキすぎる蝶です。

この翅のぼんやりとした透け感!

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ(2020)

赤いおなか!

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ(2020)

そして、翔んでいる姿!

ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハ(2020)

他にも、飛び方が妖艶、雄は腹が麝香のような匂いがする、など、ジャコウアゲハにはたくさんの魅力があるのですが、

一番の魅力は、体内に毒を持っていることです!

幼虫時代にウマノスズクサ類を食べ、体に毒を蓄積して、捕食者から身を守っています。

アゲハチョウと私で食草がかぶってしまう!サンショウの新芽

庭のサンショウの葉が茂ってきました。

料理に使えますが、蝶好きの私にとっては、アゲハチョウの食草として重要な木です。

サンショウ

アゲハチョウ科の幼虫は、ミカン科の葉を食べるものが多いですが、私は、ナツミカン、ユズ、カラタチなどの葉は食べないので、食草はかぶりません。

しかし、このサンショウの葉だけは、食草がかぶってしまい、アゲハチョウ科の幼虫とライバル関係です。

ジュラシックなキモ怖さ!シュロの花が咲きました!

今年も庭のシュロの花が出てきました。

タケノコのようなものが幹からにょきにょき出てきています。

シュロの写真

シュロ(2021)

ジュラシックなキモ怖さです!

シュロの花の写真

シュロの花(2021)

このシュロの木、2020年に初めて花が咲きました。

ある日、庭のシュロの木に包装紙のようなものがついていて、

シュロの花

シュロの花(2020)

剥きたい衝動をなんとかおさえていると、やがて、包装紙のようなものがバリバリ割れて、粟の塊のようなものが出てきました。

シュロの花

シュロの花(2020)

シュロの雄花でした。

シュロの花

シュロの花(2020)

さらりとした、くせのない味!タンポポ・コーヒーを作る

タンポポは日本全国に生えている多年草です。

在来種は激減していて、よく見られるのはほとんどがセイヨウタンポポです。

春になると、私の庭でもいたるところからタンポポが顔を出します。

タンポポ

タンポポは春に咲く雑草というイメージが強いかもしれませんが、葉も茎も根も食べられます。

タンポポの根で、タンポポ・コーヒーを作りました。

いろいろな作り方があるようですが、私が試した方法を紹介します。

タンポポの根は一年中採取できますが、私の庭の場合、夏になると他の草花にまぎれてわけがわからない状態ですし、冬は地面が固くて掘り起こしにくいですし、間違って毒性のある他の植物の根を取ってしまう可能性もありますので、花がついていて、確実にこれはタンポポだとわかる時期に採取するようにしています。

タンポポ

タンポポの根を掘り起こします。

掘り起こしたタンポポ

根をよく洗います。

タンポポの根

1日~2日程度、日に干してカラカラにします。

乾燥したタンポポの根

根を細かく切り、フライパンで弱火で10分くらい、焦がさないようにから炒りします。

やかんや鍋で10分くらい弱火で煎じます。根10g程度を水500cc程度で煎じてみました。

根を漉してカップに注ぎます。

タンポポコーヒー

見た目はコーヒーのような感じ。

香りはごぼうのような感じ。

味はほうじ茶のような感じ。

苦味はなく、さらりとした口あたりです。

好みで、砂糖やミルクを加えてもいいようですが、ストレートでさっぱりおいしくいただけます。

健胃、胃痛、消化促進に効くそうです。

<参考文献>

小崎順子(2017)『おいしい雑草料理 レシピと薬効メモ』サンクチュアリ出版

小崎順子(1990)『楽しくおいしく雑草クッキング』農山漁村文化協会

新緑なのに葉っぱのふちが赤い!モミジの新芽が出ました!

今年も庭のモミジの新芽が出始めました。

モミジの新芽の写真

モミジの新芽(2021)

観賞のポイントは「新緑なのに葉っぱのふちが赤い!」です。

葉っぱをよーく見ると、ふちが赤いんです!

モミジの新芽の拡大の写真

モミジの新芽(2020)

どうりで、新緑にしては色合いに奥行きがあるはずです。

すでに紅葉の片鱗を見せているなんで、渋すぎる子どもです!

ちなみに、初夏になるとモミジの葉はすべて緑色になり、

初夏のモミジの写真

初夏のモミジ(2020)

秋になると徐々に緑から赤に変わり、

初秋のモミジの写真

初秋のモミジ(2020)

晩秋になると、すべて赤に変わります。

モミジの紅葉の写真

モミジの紅葉(2017)

アサギマダラ

フジバカマが咲きました。

フジバカマ

フジバカマは秋の七草の一つですが、アサギマダラが吸蜜する花なので、私はアサギマダラを呼ぶために植えています。

しかし、残念ながら、私の庭にはアサギマダラはまだ一度も吸蜜に来ていません。

しかししかし、同じ静岡県内の、我が家からたった1kmほど離れた知人のお宅には、毎年10月にアサギマダラが訪れます!

今年も写真を撮らせていただきました。

アサギマダラ

写真だと白にしか見えないかもしれませんが、生で見ると、この白い部分は透き通った水色で、よくもこんな色が存在すると思うほど美しいです。

まさに浅葱色で、アサギマダラと名づけた人は天才だと思います。

私はアゲハチョウ科好きなので、タテハチョウ科のチョウはアゲハチョウ科ほど興味ないのですが、アサギマダラだけは別です!

アサギマダラ

アサギマダラは、このあと本州を南下し、個体によっては海を渡って、沖縄や台湾にまで行くそうです。

栗田昌裕(2013)『謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?』PHP

自分だけの秋の七草を!テーマのある庭、秋の七草の庭を作る