今年も庭にジャコウアゲハが来ました。
ジャコウアゲハはステキすぎる蝶です。
この翅のぼんやりとした透け感!
赤いおなか!
そして、翔んでいる姿!
他にも、飛び方が妖艶、雄は腹が麝香のような匂いがする、など、ジャコウアゲハにはたくさんの魅力があるのですが、
一番の魅力は、体内に毒を持っていることです!
幼虫時代にウマノスズクサ類を食べ、体に毒を蓄積して、捕食者から身を守っています。

タンポポは日本全国に生えている多年草です。
在来種は激減していて、よく見られるのはほとんどがセイヨウタンポポです。
春になると、私の庭でもいたるところからタンポポが顔を出します。
タンポポは春に咲く雑草というイメージが強いかもしれませんが、葉も茎も根も食べられます。
タンポポの根で、タンポポ・コーヒーを作りました。
いろいろな作り方があるようですが、私が試した方法を紹介します。
タンポポの根は一年中採取できますが、私の庭の場合、夏になると他の草花にまぎれてわけがわからない状態ですし、冬は地面が固くて掘り起こしにくいですし、間違って毒性のある他の植物の根を取ってしまう可能性もありますので、花がついていて、確実にこれはタンポポだとわかる時期に採取するようにしています。
タンポポの根を掘り起こします。
根をよく洗います。
1日~2日程度、日に干してカラカラにします。
根を細かく切り、フライパンで弱火で10分くらい、焦がさないようにから炒りします。
やかんや鍋で10分くらい弱火で煎じます。根10g程度を水500cc程度で煎じてみました。
根を漉してカップに注ぎます。
見た目はコーヒーのような感じ。
香りはごぼうのような感じ。
味はほうじ茶のような感じ。
苦味はなく、さらりとした口あたりです。
好みで、砂糖やミルクを加えてもいいようですが、ストレートでさっぱりおいしくいただけます。
健胃、胃痛、消化促進に効くそうです。
<参考文献>
小崎順子(2017)『おいしい雑草料理 レシピと薬効メモ』サンクチュアリ出版
小崎順子(1990)『楽しくおいしく雑草クッキング』農山漁村文化協会
フジバカマが咲きました。
フジバカマは秋の七草の一つですが、アサギマダラが吸蜜する花なので、私はアサギマダラを呼ぶために植えています。
しかし、残念ながら、私の庭にはアサギマダラはまだ一度も吸蜜に来ていません。
しかししかし、同じ静岡県内の、我が家からたった1kmほど離れた知人のお宅には、毎年10月にアサギマダラが訪れます!
今年も写真を撮らせていただきました。
写真だと白にしか見えないかもしれませんが、生で見ると、この白い部分は透き通った水色で、よくもこんな色が存在すると思うほど美しいです。
まさに浅葱色で、アサギマダラと名づけた人は天才だと思います。
私はアゲハチョウ科好きなので、タテハチョウ科のチョウはアゲハチョウ科ほど興味ないのですが、アサギマダラだけは別です!
アサギマダラは、このあと本州を南下し、個体によっては海を渡って、沖縄や台湾にまで行くそうです。
栗田昌裕(2013)『謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?』PHP