梅雨の晴れ間の庭で、ツマグロヒョウモンのオスとメスが、地面すれすれを飛んでいるのを目撃しました。
少しボケてしまっていますが、iPhoneであわてて撮ったので、これが精一杯でした。
急いで一眼レフカメラを取りに行ったのですが、庭に戻ったときにはもうツマグロヒョウモンはいなくなっていました。
チョウの写真を撮るのは本当に難しいです。


5月に田植えをしたバケツ稲、今年も順調に育っています。

置き方は、例年通り、田んぼの田の字です。


収穫したワラで正月飾りを作る!庭でバケツ稲づくり

今回の庭ノートは、フランスのシャモニー=モン=ブラン(Chamonix-Mont-Blanc)からで、2017年4月20日に投稿した、モンブランがどれかわからない!モンブランを探してフランス領のサレーヴ山へ行く の続きです。
昨年ジュネーブに滞在した際、モンブランを探しまくりました。
モンブラン(Mont Blanc)は、フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰です。標高4810.9メートルで、富士山よりも高い山です。
私は静岡県富士宮市で生まれ育ったため、いつも富士山が身近にあり、日本一高い富士山を基準に自分の居場所を確認する習慣があります。
そのため、知らない場所へ行ってまず最初にすることは、その土地で一番高い山を探すことです。日本国内を移動したとき、その土地のランドマークになるような山を見つけ、しかもそれが郷土富士だったりするとほっとします。
そんなわけで、昨年、初めてジュネーブを訪れて真っ先にしなければならないことは、この辺りで一番高い山を見つけてほっとすること、つまりモンブランを探すことでした。
ジュネーブ市街からすぐ近くにある標高1379メートルのサレーヴ山(Mont Saleve)に行ってみるといいと言われたのですが、残念ながらそこへ行っても雲がかかっていてモンブランを見ることはできず。。。
その後、滞在していた部屋から、なんとかモンブランを確認することができたのでした。
ちなみに、ジュネーブからは、本物のモンブランの隣に、本物のモンブランより高く見えるモンブランぽい山があり、アメリカ人観光客がモンブランと間違えて写真を撮っていくので、「アメリカンモンブラン」と呼ばれているそうです。
モンブランがどれかわからない!モンブランを探してフランス領のサレーヴ山へ行く
あれから一年。もっと近くへ行かなきゃダメじゃ!と思い、今年はシャモニー=モン=ブランへ行き、ついにヨーロッパアルプスの最高峰、モンブランを間近で見ることができました!
標高3842mのエギーユ・デュ・ミディ展望台(Aiguille du Midi)へ行くケーブルカーはお休みだったため、標高2525mのブレヴァン展望台(Brevent)へ行きました。
シャモニーからゴンドラに乗って標高2000mのプランプラ(Plan Praz)まで行き、ケーブルカーに乗り換えて標高2525mのブレヴァン(Brevent)を目指します。
ブレヴァンからのモンブランは、本当にすばらしい眺めでした。

この辺りで一番高い場所を確認できて大満足でした!
シャモニーではちょうど、UTMB(L’Ultra-trail du Mont-Blanc=リュルトラ・トラーユ・デュ・モン・ブラン)というトレイルランニングのレースが開催されていました。
ヨーロッパアルプスの最高峰モンブランを取り巻く、フランス、スイス、イタリアにまたがる山岳地帯を走る、トレイルランニングの大会です。
最近、国内外のトレイルランニングのレースがNHKでよく放映されているので、日本でも広く知られるようになっているのではないかと思います。
UTMBは、距離171km、累積標高差10,000m 、制限時間46時間30分だそうで、凡人にはちょっと考えられないレースです。
この姉妹レースとして、富士山でもUTMF(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI=ウルトラトレイル・マウントフジ)が開催されています。富士山を巡る165kmのトレイルランニングのレースです。

2018年は、2月28日に、私の庭がある東海地方に春一番が吹いたそうです。
春一番は立春から春分の間にその年に初めて吹く南寄りの強い風です。
数ある春到来のサインの中でも、春一番ほど「春が来た!」と思うものはなく、毎年この南風を心待ちにしています。
しかし、今スイスにいるため、今年は残念ながら春一番に吹かれることはできませんでした。
それどころか、東海地方で春一番が吹いたまさに同じ日に、ヨーロッパはこの冬一番の大寒波に見舞われたのです。
気温がマイナス10℃近くまで下がり、頭や顔を守るものが必要な寒さで、静岡出身の私にとっては非日常世界でした。
レマン湖の畔も凍りつきました。
やっと少し気温が上がったと思ったら、今度は雪が降り積もり、交通機関に乱れが出ました。
『アナと雪の女王』ごっこをする余裕もありませんでした。「少しも寒くないわ」なんて絶対に言えないです。
ディズニー映画『アナと雪の女王』
原題は『FROZEN』

落葉樹は秋に葉を落とし、休眠状態で冬を過ごしますが、春にふたたび芽吹いて活動を開始するために準備されたものが冬芽です。
色も形もさまざまで、特に葉が落ちたあとの葉痕は顔のように見えることもあり、ファンが多いようです。
観察にはルーペを使った方がよいですが、肉眼でも結構楽しめます。
冬芽探しは、屋外をうろうろしている間に日光を浴びることができ、発見すれば春が着実に近づいていることを実感でき、ウインターブルーになる人には特におすすめです!
私の庭の冬芽ベスト4を紹介します。
私の庭で一番おもしろい冬芽です。コブみたいなのが側芽、白いハート型の部分が葉痕です。この写真だとよく見えないかもしれませんが、葉痕が顔のように見え、最高にかわいいです!葉痕の両側にトゲがあり、手を広げているみたいで、私は「太陽の塔」と呼んでいます。
私の庭で一番かわいい冬芽です。ぷっくりと膨らんだ感じや、先端が尖がっている感じがとてもいいです。
私の庭で一番かっこいい冬芽です。ニシキギは、冬芽を観察するというよりも、ユニークな枝をまるごと観察します。板状の翼が節ごとに十字対生につく、すごすぎる枝です。初めてこの枝を見たときは、「ハナイカダ」を見たときと同じくらい興奮しました。
私の庭で一番美しい冬芽です。芽は毛に覆われていてビロードのようです。モクレンの冬芽は薬(生薬)にもなり、蓄膿症や鼻づまりに効くそうです。
広沢毅 著、林将之 写真(2010)『冬芽ハンドブック』文一総合出版
とにかく薄くて軽いです!新書サイズなのでフィールドに持っていけます。でも内容は充実していて、これ一冊で十分冬芽観察を楽しめます。200種類の冬芽が紹介されています。
鈴木庸夫、高橋冬、安延尚文 (2014)『樹皮と冬芽: 四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社
各樹木ごとに樹皮と冬芽がセットで載っている樹皮冬芽図鑑です。巻末に「樹皮を利用する文化」という章があり、ヒノキの樹皮で建物の屋根をふく技法、檜皮葺(ひわだぶき)の紹介などもあります。ちなみに富士山本宮浅間大社本殿の屋根も檜皮葺です。
星野義延 監修(2011)『紅葉・落ち葉・冬芽の大研究』PHP
図鑑ではなく、葉っぱのひみつをさぐるための観察ガイドです。冬芽だけでなく、紅葉・落ち葉についても載っています。子供向けの本なので、解説がとてもわかりやすいです。

庭はとにかくタイミングが命で、植物を買うにも花を見るにも種をまくにも収穫するにも、その時期を逃すと一年待つしかありません。
例えば、私は春にスノードロップの花を見るのをよく忘れます。シイタケのほだ木の購入もよくタイミングを逃しますし、夏に蜩の鳴き声を心から満喫するのも忘れ、秋に「夏の私のバカ!」と思ったりします。
忘れる程度の願望だったのではないかとか、人はないものねだりをするものなので季節が変わって興味が失せたのではないかと言われればそれまでですが、庭でやることは多様すぎて、興味があってもなんか忘れちゃうんです。
そのようなわけで、記録するのが一番なので、2010年頃から簡単なガーデニングダイアリーをつけています。庭や植物のことを記入する専用のダイアリーです。来年の自分への申し送り事項みたいなものです。
日本は縦に長く、北と南、太平洋側と日本海側では気候も全く違います。たとえ同じ町内だったとしても、土地によって環境が異なるため、去年の自分が残した記録がどんな本よりも一番の参考になります。
ガーデニングダイアリーは、ノートにつけたりルーズリーフにつけたりと、いろいろ試しましたが、入力や検索が楽なので今ではOneNoteにつけています。
気づいたことがあれば毎日記録しますが、桜の花も一日だけ咲いているわけではなく、ある期間の中で咲くわけで、一定のくくりの中で記録をしていった方が、見返すときに使いやすいと思います。
一年を分けるとき、12ヶ月、月の上・中・下旬、52週、七十二候など、いろいろな分け方があると思いますが、どのように分割すると記録しやすいかは、庭の広さや、植えている植物、庭に関われる時間などによって異なると思います。私の場合、二週間をひとまとまりにするくらいがちょうどよいので、今は、二十四節気でざっくりメモすることにしています。
人のガーデニングダイアリーを見ると、自分が見落としていた作業やアクティビティに気づいて、こんな作業もある、あんな観察もある、と、とても参考になります。しかも、私も丁寧に生活しよう!と心を入れ替えたりします。
ここでは、私が好きなガーデニングダイアリーをご紹介します。
私が以前研修をさせていただいていた、野菜の自然流栽培(無農薬、有機肥料栽培、アイガモ米)の師匠がつけていた日誌です。本当にすばらしい日誌でした。
野菜一品種につき、ルーズリーフ一枚を使い、B5サイズのバインダーに綴じてあるものでした。いつ種を買って、まいたか、いつ植え替えをし、いつ肥料をやり、いつ収穫をしたか、といった成長の記録や作業内容が細かく記録されていました。
プロのノートですので、「今年もルコウソウの種まくの忘れちゃったよ」とか言っている私とは全然レベルが違うのですが、つけ方を教わり、メモ魔の私は興奮してすぐにまねをしました。
日めくりカレンダーですが、中身は、ドイツのひげのおじさんのガーデニングダイアリーです。ガーデニング作業や日々の生活の知恵について書かれています。
2010年に妹がプレゼントしてくれて存在を知りました。

私はドイツ語が全く読めないのですが、イラストを見ているだけでもほっこりします。どうしても気になるものは、インターネットの翻訳にかけて、なんとなく内容をつかむようにしています。

ベニシア・スタンリー・スミス(2015)『ベニシアの庭づくりノート』世界文化社
ベニシアさんは、一週間単位でガーデニング作業をメモされているようです。見開き1ページで1週間。左側のページは、ガーデニング作業を忘れないよう書き留めたベニシアさんのメモ。右側のページはノートになっていて、自分の庭の記録が書き込めます。何回も何回も読み返してしまう、不思議なノートです。
「二十四節気」と「七十二候」に沿って更新される、iPhone、iPad、アンドロイドで利用可能な暦アプリケーションです。とにかく写真が美しく、異世界へ連れていかれたような感覚になります。
http://tanaka-arari.com/postslist-garden/gardening-diary/

今回の庭ノートは、サラダに使う野菜だけを植えた「サラダバーガーデン」についてです。
庭を小さな空間に分けて、それぞれにテーマを設定しています。
これは、私が尊敬するガーデナー、ベニシアさんや黒田健太郎さんが提案されている方法です。
ベニシアさんの庭は、楽しんで考えたテーマごとに小さなコーナーで構成されています。NHKの「猫のしっぽ カエルの手」の「Vol.60 テーマのある庭」で紹介されていました。スパニッシュガーデン、ワインガーデン、フォレストガーデン、コテージガーデン、ジャパニーズガーデンなど、聞いているだけでワクワクするような庭ばかりです。
ベニシア・スタンリー・スミス(2013)『ベニシアの庭づくり ハーブと暮らす12か月』世界文化社
また、黒田健太郎さんは、初めからよくばって庭全体を造ろうとしないで、自分が具体的にイメージできる「自分サイズ」の広さから庭づくりをスタートし、この「小さなシーンづくり」を少しずつ増やしていき、それをつないでいくという方法を提案されています。
黒田健太郎(2012)『健太郎のGarden Book』MUSASHI BOOKS
私も、土壌・日照時間などの条件、目的、手がかけられる時間などを考えて、庭を小さな空間に分けて、それぞれにテーマを持たせるようにしています。
小さな空間に分けてテーマを決めることで、どこに何を植えるか迷いが少なくなりますし、庭も使いやすくなります。また、手入れもしやすくなりますし、庭仕事で他人の助けも借りやすくなります。
今回は、サラダバーガーデンを紹介します。
庭の一角にサラダに使う野菜だけを植えているコーナーがあり、ここをサラダバーガーデンと呼んでいます。
設楽清和 監修(2010)『パーマカルチャー菜園入門』家の光協会. の55ページに、「スクエア菜園」というのが紹介されています。
これは、スペースを板や杭で仕切り、30センチ×30センチのスクエアを3×3列に並べた菜園です。1平方メートルのスペースがあっても、区分けされていないと同じ野菜を多量に植えてしまいがちです。9区画に区切ることで、心理的な傾向としてそれぞれ違う野菜を植えたくなり、多様性のある菜園ができあがる、ということです。
また、菜園で作業をする際、人の手が届くのは外側から40~45センチ程度ということで、一つの区画を30センチ×30センチにして、それを3×3列作ることによって、周囲から手が届く、管理のしやすい菜園になる、ということです。
料理によく使う野菜を植えるので、理想としては、ハーブと同じく、家の勝手口の近くに配置できるとよいようです。
私の場合は、スペースの関係で少し違う区画になりました。1区画が60センチ×40センチで、3区画×1列、2区画×1列、4区画×1列となっています。しかし、小さな通路があり、どの区画も無理なく手が届きます。
年や季節によって少し変わりますが、大抵、リーフレタス、サニーレタス、半結球レタス、サンチュ、赤カラシナ、ミズナ、コマツナ、サラダシュンギク、ミニトマトなどを植えています。
ここには、生で食べられるものだけを植えるようにしています。
それぞれの区画には、何の野菜かわかるように、写真付きのプランツネームプレートを立てています。
サラダバーのように、自分が好きな野菜を、食べる都度、食べる量だけとっていきます。
サニーレタスなどは外側の葉から一枚ずつかきとっていき、赤カラシナなどは若芽を摘みとっていくようにしています。
設楽清和 監修(2010)『パーマカルチャー菜園入門』家の光協会.
永続的で循環可能な、自然のしくみをいかす家庭菜園について紹介している本で、どれもこれも実践してみたくなるようなアイディアばかりです。ヨシダケイコさんのイラストが本の内容にピッタリで、読んでいるだけでも楽しい本です。

2017年の冬至は12月22日でした。
冬至に柚子湯に入ると、一年中風邪をひかないと言われています。
今日は冬至だね。ゆず湯でぽかぽか♪ #お買いものパンダ pic.twitter.com/Yc42bLqcIk
— お買いものパンダ【楽天公式】 (@Rakuten_Panda) 2017年12月22日
柚子湯に入ると、次のような効果があるそうです。
我が家でも、毎年、冬至の日には、柚子湯に入って体を温めます。
柚子湯には庭の柚子を使います。
柚子は、料理に使え、お風呂に使え、アゲハチョウも訪れ、本当にありがたい木です。
柚子湯は祖父母に教わった習慣だったので、小さいころから日本のシブい習慣として受けとめてきました。
しかし、よく考えてみると、お風呂に果物浮かべて入るなんて、ものすごくおしゃれじゃないですか!?
もし外国にシトロンバスにつかる習慣を持つ国があったとして、その国の人が「私の国では、老若男女、毎日バスタブにつかる習慣があって、特に冬至の日にはお風呂にシトロンを浮かべるんですよ。」って言ったら、「なんておしゃれな国なんだ!」って思いますよね!?