ガーデニングダイアリー 夏至にやることリスト

夏至は新暦で6月21日頃から7月6日頃までです。

ハンゲショウを鑑賞する

ハンゲショウは、高さ60センチほどのドクダミ科の多年草です。

半夏生(はんげしょう)の頃だけ、上にある葉の半分が白くなり、半分化粧をしているかのようになります。

半夏生は夏至から数えて11日目で、例年7月2日頃です。

半夏生は農作業の大事な節目で、かつては、畑仕事を終えたり、田植えを終えたりする目安でした。

半夏生の語源はいくつかあるようですが、一説によると、ハンゲショウという名前の植物の葉が白く染まる頃だからといわれています。

ハンゲショウの写真

ハンゲショウ

ドクダミを摘んでどくだみ茶を作る

夏至の頃、庭に咲いているドクダミを摘みとって乾燥させ、どくだみ茶を作ります。

夏至の時期、日本は梅雨の真っただ中ですが、ヨーロッパ、特に冬が長い北欧では、明るく開放的な季節の到来を祝い、各地で夏至祭りが行われます。

様々な風習があり、地域によっては薬草摘みをする習慣があるそうです。

夏至には、草木には強い生命力があると考えられているからだそうです。

ドクダミの写真

ドクダミ

どくだみ茶:夏至にドクダミを摘みとり、乾燥させ、半夏生にどくだみ茶を飲む

クチナシの花の香りを嗅ぐ

白い花は特別美人が多いような気がしますが、その中でも、二度見するほど美しい、私にとって特別な花があり、中国四大美女にならって、私の庭の四大美女と呼んでいます。

そのうちの一人がクチナシです。

花びらが外側にカールした感じが絶妙で、初夏の嵐の前のちょっと薄暗い不安な日がよく似合います。

甘くてもわっとした香りがします。

クチナシの写真

クチナシ(2017)

ありえない質感!美しすぎる白い花、私の庭の四大美女

パンジーを片付け、マリーゴールドの苗を植える

冬から春にかけて、花壇にパンジーやビオラを植えていますが、ツマグロヒョウモンの幼虫の食草なので、枯れ始めても6月下旬まではそのまま放置しています。

パンジーを食べるツマグロヒョウモンの幼虫の写真

パンジーを食べるツマグロヒョウモンの幼虫

庭に来たツマグロヒョウモンの写真

庭に来たツマグロヒョウモン

夏至を過ぎると、パンジーも完全に枯れ、ツマグロヒョウモンの幼虫もいなくなるので、パンジーの跡地にマリーゴールドの苗を植えます。

マリーゴールドの苗の写真

マリーゴールドの苗

マリーゴールドの花の写真

マリーゴールドの花

アゲハチョウの幼虫を探す

夏は蝶好きには待ちに待った季節です。

柑橘類の葉の上に、アゲハチョウの幼虫がいないか探し回ります。

ミカンの葉の上にいるアゲハチョウの幼虫の写真

ミカンの葉の上にいるアゲハチョウの幼虫

アゲハチョウの幼虫の写真

アゲハチョウの幼虫

バタフライガーデン:蝶が産卵に来る植物を植える(アゲハチョウ科)

ニイニイゼミの鳴き声を聞く

本格的にセミが鳴き始めるのは7月20日頃からですが、この時期、他のセミより一足早く、ニイニイゼミが鳴き始めます。

梅雨時で鬱々とした気分なので、鳴き声を聞いたり網戸にとまっている姿を見つけたりすると、救われたような気になります。

ニイニイゼミの写真

ニイニイゼミ

蝉:小学生だった頃の記憶がよみがえる!セミの鳴き声カレンダー

シャスタデイジーを鑑賞してルーサー・バーバンクのことを考える

ルーサー・バーバンク(Luther Burbank, 1849-1926)はアメリカの育種家です。

私がルーサー・バーバンクを初めて知ったのは小学校3年生のときです。

国語の教科書に、三千種類以上もの新しい品種を作り出して世界に広めた話や、彼が作り出した品種、バーバンク・ポテトやシャスタデイジーについての話が載っていました。

シャスタデイジーの誕生には、日本のハマギクも貢献しています。

日本人としてはうれしい限りです。

シャスタデイジーの写真

シャスタデイジー

アメリカの育種家ルーサー・バーバンク。フランスギク×ハマギク=シャスタデイジー