私の庭にはイチョウの木がなく、残念ながらぎんなんは収穫できません。イチョウの木はとても大きくなりますし、雌雄もあり、ぎんなんは臭いので、住宅街で育てるのはなかなか難しい植物です。
しかし、私がぎんなんが死ぬほど好きなことを知っている、イチョウの木を持つ方たちが、毎年たくさんぎんなんを分けてくださったり、拾わせてくださったりしています。
「死ぬほど好き」とうのは陳腐な表現に聞こえるかもしれませんが、私のぎんなんの場合、本当に「死ぬほど好き」です。
ぎんなんはメチルピリドキシンという物質が含まれているため、食べすぎると中毒を起こし、最悪の場合、死に至ることもあります。
一回の食事での摂取量としては、大人で20個未満、5歳以上の子供で5個くらい、5歳未満の子供には与えないほうがよいとされていて、大人は40個以上食べると中毒を起こす可能性があるとされています。
茶碗蒸しにぎんなんを10個入れる私は、一回に40個なんて平気でいけちゃうので、文字通り、死ぬほど好きなわけです。
食べすぎには注意が必要ですが、カロテンやビタミンCを多く含んでいるので、風邪予防になる食材でもあります。
一番簡単なぎんなんの食べ方
茶封筒にぎんなんを10個程度入れて、封筒の口を2~3回折り曲げ、電子レンジで1分程度加熱します。ポンポンと殻が割れる音がしますが、おびえずに待ちます。封筒からぎんなんを取り出し、割れた殻を取り除き、塩をふって食べます。
ぎんなん割り部
我が家には「ぎんなん割り部」という部活があり、10月下旬から12月上旬くらいまで、期間限定で活動しています。
活動内容は、ぎんなんの殻をむき、ゆでて薄皮を取り除いて、冷凍保存をする、というものです。
ぎんなんは臭いので、すぐに『桐島、部活やめるってよ』状態になり、現在部員はわずか2人です。
わ!銀杏踏んじゃったかも…! #お買いものパンダ pic.twitter.com/sWKo1ryipa
— お買いものパンダ【楽天公式】 (@Rakuten_Panda) 2017年11月9日
ぎんなんの殻を割って、ゆでて薄皮を取り除き、冷凍保存する
ぎんなん割り、ペンチ、かなづち、肉たたきなどを使って、殻をむきます。
鍋にぎんなんとかぶるくらいの水を入れ、火にかけてゆでます。穴あきおたまでぎんなんを転がし、薄皮をむきながら3~4分ゆでます。
水にとって、取り切れなかった薄皮を手でむきます。
ラップに包んで、保存袋に入れ、冷凍保存します。
冷蔵庫で解凍し、料理に使います。
ぎんなんを庭に埋めておいたら芽が出た
いただいたぎんなんをそのまま庭に埋めておいたら、芽が出てきました!
しかし、接ぎ木や挿し木ではなく、自然に生えたものは、実ができるまで25年ほどかかるそうです。。。しかも、大きくなって花がつくまで、雄か雌かわからないそうです。。。
25年。。。庭は宇宙です。
参考文献・参考商品
新・ベターホームのお料理一年生
料理の作り方ではなく、食材の知識や扱い方についての本です。タイトルからすると初心者向けの本に見えますが、知らなかったり迷ったりしたことを確認できる、ベテランの方にとっても充実した内容の本だと思います。調理道具の使い方、冷凍の方法、あとかたづけ、キッチンの衛星や安全など、料理の作り方以前の重要なことが丁寧に説明されています。ぎんなんの扱いについては87ページに載っています。
もっとからだにおいしい野菜の便利帳 (便利帳シリーズ)
野菜とフルーツについて、それぞれの特徴、効能、品種、食品成分表、食べ合わせ、保存方法などが、写真と共に丁寧に説明されています。ぎんなんについては41ページに載っています。
貝印 くるみ & 銀杏割り Kai House Select DH-7249
ぎんなんの殻はペンチやかなづちなどでも割れますが、「ぎんなん割り部」には必須の道具です。