庭のフヨウの花が咲きました。
例年は、フヨウの花の透けるような白に感動するのですが、
今年は、フヨウの花の中で花粉まみれになっている虫に感動しました。
花粉まみれの虫は、生で見るとありえない質感で、「私はもしかして新種の虫を発見してしまったのではないか!?」と思うくらいのルックスでした。
庭に置いてあるシンクの中に、緑のカマキリがいたのですが、
次の日に見たら、茶色のカマキリになっていました!
別人!?同一人物!?
私を驚かせようと、同じ大きさの二人が入れ替わったのか。
私を驚かせようと、同一人物が色を変えたのか。
カマキリの生態に詳しくないので、カマキリ先生に聞かなければわかりません!
どちらにしても、昆虫すごいぜ!
静岡県富士宮市にある我が家の庭で、アカボシゴマダラを目撃しました!
庭に飛来したものをあわてて撮影したのですが、残念ながら写真がボケてしまっています。
あっという間に飛んで行ってしまいました。
アカボシゴマダラはタテハチョウ科のチョウで、日本本土には生息していなかったチョウです。もともとは中国大陸や奄美大島に生息するチョウですが、違法に国内に持ち込まれた個体を元に意図的に放蝶されたものが定着・拡大しているそうです。
国立環境研究所 侵入生物データベース アカボシゴマダラ の侵入情報によると、
神奈川県(藤沢,大磯,横浜,鎌倉,逗子,葉山,綾瀬,大和,茅ヶ崎,川崎),東京都区内,伊豆大島で記録されている.2010年以降は埼玉県,千葉県,茨城県,栃木県,群馬県へと関東全域に分布を拡大している.
近年,静岡県,山梨県でも目撃情報がある.
とあります。
2016年に庭で初めてこのチョウを目撃した時は本当に驚きました。
最初はキアゲハかと思ったのですが、キアゲハにしては飛び方がおかしいです。ゆったりと舞っていたため、アサギマダラか!?と思いなおしましたが、色が全く違います。とにかく撮影してよく見た結果、アカボシゴマダラと判明した次第です。
その後、毎年何回か庭で目撃するようになりました。
色彩も美しく、ふわんふわんと優雅な飛び方をし、なかなかステキな蝶ですが、在来種のオオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウなど幼虫期にエノキの葉を食べる蝶類と競合し、環境省の生態系被害防止外来種リストに入れられています。
「ものぐさガーデニングは、植物を育てるというより、「見守る」ガーデニングです。面倒を見るというより、環境だけ整えてあげて、あとは見守って応援してあげるやりかたです。
これならある程度ラクにできるし、下手に手を加えすぎて、「死んだ庭」にしてしまうことも防げます。
私は庭師として、たくさんの死んだ庭を見てきました。ばっちり整理整頓されてはいますが、温かみを感じない、命を感じない場所。楽しみも心地よさも感じられないのです。
だからそうしないため、できるだけ何もせず、植物本来の姿を楽しむ。それがわたしの考える、見守り型のガーデニングです。」
斉藤吉一
『おてがる 茶花ガーデニング: ものぐさでも大丈夫!』 より
「死んだ庭」とは、なんて適切な表現なんでしょう。私も時々、完璧なまでに整然としているのに、温かみや命を感じない庭に遭遇します。そしてそのような庭に立つと、直観的に「なんかこの場所怖い」と感じます。
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「庭仕事の80対20
あなたは毎年、一体どれだけの時間とお金を庭に費やしているだろうか?今やっているのは芝刈り、際刈り、肥料などの散布、花壇の雑草抜き、茂みや木の刈り込み、花植え、歩道の掃除、といったところだろうか?自分では庭仕事をしないという人は、芝刈りやマルチの交換、芝生用肥料の購入、除草剤の散布、木の刈り込みなどをしてもらうために、どれだけのお金を業者に支払っているか考えてみよう。
だが80対20の法則を適用すると、隣人や自宅前を通りかかるドライバーがあなたの庭から受ける印象の80%は、あなたが行った手入れのたった20%で決まる、といえるのではないだろうか。この点を念頭に置けば、やるのは芝刈りと草むしりだけにして、際刈りと季節ごとの花の植え替えはやめようと思うかもしれない(もちろん、庭仕事が好きな場合は話が別だ)。」
ケビン・クルーズ
『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』 より
私は庭仕事が大好きなので話は別ですが、それにしても効果的な庭仕事のやり方について考えさせられます。
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「私もたまには意地悪な気分になり、文句の一つも言いたくなる。テレビ番組は絶対に見逃さないくせに、外の世界の美しさは平気で見逃している人が、あまりにもたくさんいるからだ。大金を払ってエコツアーに参加して、ウミガメを救うためにわざわざコスタリカまで行っているのに、自宅の裏庭に生えている植物の名前も知らない人だっている。」
パム・グラウト
お金を使って遠出をしなくたって、見るべきものや知るべきことは、自宅の裏庭や近所の公園にいくらだってあります。
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「庭はわたしの自慢なの!謙遜なんかしないわ。うちの庭は、地上の楽園よ!」
ターシャ・テューダー
『ターシャ・テューダーの言葉 思うとおりに歩めばいいのよ』 より
庭は私も自慢です。謙遜なんかしないことにします!
多少手入れが行き届いていなくても、うちの庭は地上の楽園であり多様性に富んだ修羅場です。
「庭仕事を始めると、不思議なことが起こります。1つのことを始めると、すぐに別の仕事が出てくるのです。そこでそちらの作業に移り、それを終えてから元の作業に戻るといった具合に、庭仕事には終わりがありません。庭を歩いていると、たくさんの植物が私にやってほしいことがあると呼びかけてくるのです。」
ベニシア・スタンリー・スミス
庭仕事は本当に不思議なもので、1つのことを始めると、本当にすぐに別の仕事が出てきます。
きりがないので、最近は、「今日はこの一本の木だけやる」「今日はこの1㎡だけやる」と、数や面積で区切って庭仕事をするようにしています。
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ハワイのホノルルにあるフォスター植物園に行ってきました。
ここにはバタフライガーデンがあり、色彩豊かな蝶が戸外で棲息しています。
たくさんの蝶が舞っていましたが、なかなかいいスピードで飛んでいて、残念ながらうまく写真を撮ることができませんでした。
唯一写真が撮れたのが、ヒョウモンドクチョウです。
ハワイでは一般的な蝶でも、日本ではお目にかかれない蝶なので興奮しました!
南国のハワイには蝶がたくさんいるイメージがありますが、実はそれほど蝶が多い島ではないようです。
下の案内板の写真にもあるように、ハワイ固有の蝶は2種、「カメハメハ(Kamehameha)」と「ハワイアンブルー(Hawaiian Blue)」だけです。
いつかお目にかかりたいです!