私の庭というか家にはヤモリが住み着いていて、毎年夏になると出没します。
たいてい、家の窓ガラスの外側にこのようなかたちで張り付いているのに出くわします。
近くで見るとこんな感じで、おなか丸見えです。
私は爬虫類はあまり好きではありませんが、ヤモリだけは特別で、見つけると、四つ葉のクローバーを見つけたときのようなハッピーな気持ちになります
ヤモリは漢字で「家守」や「守宮」ですが、その字の通り、家を守ってくれる縁起の良い生き物とされています。
ヤモリは、民家やその周辺で生息しています。日本では原生林などには生息していないため、郊外よりもむしろ都市部のほうがよく出会えるのかもしれません。
ヤモリは夜行性で、生きた虫を食べます。家にとって害になる虫を食べてくれるので、ありがたい生き物です。
昔は、夜に行灯などの灯りを灯せるのはお金持ちの家だけだったため、その光に集まる虫を食べにくるヤモリが居つくのはお金持ちの家でした。そのようなわけで、灯りがあるところに現れるヤモリは富の象徴だったそうです。今でも家が繁盛する守り神とされています。
我が家で暮らしているヤモリは一匹だけではありません。
ごくまれに家の中の壁で遭遇し、そんな時はさすがにヒヤッとしますが、ほとんどは家と庭の境で生活しています。
特に、手と、張り付いている手足の角度がかわいいです。
爬虫類が苦手な人にとっては、こんなのに家の周りをうろうろされたらたまったものではないかもしれませんが、縁起の良い、家の守り神です。我が家に出没してくれるのはとてもラッキーなことだと思い、大切に放置しています。