庭でミニトマトを収穫していたら、クロメンガタスズメの幼虫に出会ってしまいました。
私は蝶は大好きですが、蛾は嫌いなので、出会ってしまって微妙な感じでした。
このイモムシ、体長10センチくらいで、人間の指と同じくらいの太さがあります。
体の色は鮮やかなグリーンで、蛍光っぽい黄色と青のストライプが一定間隔で斜めに入っています。
目に留まってからイモムシだと認識するまでに結構時間がかかりました。
擬態していて気づかなかったのではなく、むしろ目立っていたのですが、あまりにも人工的な配色で、生き物と気づきませんでした。
人は、自分の概念にないものは視覚に入っても認識できないのだと改めて実感しました。
この幼虫、ザ・イモムシという感じで、私の中では『不思議の国のアリス』に出てくる、きのこの上で水パイプをふかすいもむしのイメージです。
幼虫の尾角にはとげとげがあり、「?」マークのように曲がっています。
ちなみに、成虫は背中に人面模様があり、めっちゃ怖いです。
クロメンガタスズメは熱帯起源の蛾で、日本では九州以南にしかいなかったようですが、2000年以降、北上を続けているそうです。
静岡でも、私が子供の頃はこのようなイモムシは見かけませんでした。