今年もこぼれ種からオジギソウの芽が出てきました。
接触などの刺激によって数秒で葉が閉じるオジギソウは、ハエトリソウと並び、「動く植物」の筆頭です。
考えてみれば動いていない植物などないのですが、その動きを人間が秒単位で知覚できるところと、こちらのアクションに直接的な反応を見せるところが、「動く」と思う所以なのだろうと思います。
葉に触れてみると、向かって右側の個体の葉は閉じましたが、左側の個体の葉は閉じません。
触っても葉が閉じない左側の植物は、オジギソウとは似て非なるもの、コミカンソウです。
私の庭には、このように特定の植物のそっくりさんが隣に生えていることがよくあります。
なぜそっくりさんが隣に生えているのか。
仮説1:偶然近くに生えている
コミカンソウ:「オジギソウ?誰それ。知らないし。」
仮説2:似た環境で育つため、近くに生えている
コミカンソウ:「オジギソウ?ああ、体質似てるんで、同じ場所で生活しているんですよ。よく間違えられます。」
仮説3:人間が特定の植物を特別視して大切にするため、特別視されていないそっくりさんが、擬態的な考えで、特別視されている植物の近くに生えている
コミカンソウ:「ここの人間、なんかオジギソウ好きみたいで大事にしてるでしょ。コミカンソウってバレなきゃ人間に抜かれないんで、できるだけオジギソウの近くで繁殖してオジギソウのふりしてるんですよ。」
何の根拠もありませんが、私は仮説3のような気がしてならないです。
最終更新日 2022年7月29日