春分は新暦で3月21日頃から4月4日頃までです。
本格的な春の到来で庭が一斉に動き出し、観察や作業が追いつきません。
ホトケノザとヒメオドリコソウの茎の断面を観察する
この時期、ホトケノザとヒメオドリコソウをたくさん見かけるようになります。
この二つの植物、同じような場所に生え、似たような雰囲気ですが、よく見ると全然違い、私の中では、キャラや衣装が微妙に違う女性デュオのイメージで、勝手にWinkと呼んでいます。
上の写真の左がヒメオドリコソウ、右がホトケノザですが、この二人のすごいところは、茎の断面が四角いことなんです!
草の茎はみんな丸いと思っている方、道端でヒメオドリコソウかホトケノザを見つけたら確認してみてください!驚きますよ!
ちなみに、春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」という植物で、これではありません。
初蝶を見る
初蝶はその春初めて見る蝶です。
私の庭では、春分を過ぎたころから突然蝶が舞い始めます。
リーフレタスとサンチュの種をまく
サラダバーガーデン用にリーフレタスとサンチュの種をまきます。
地域にもよりますが、種まきの時期は2月~5月です。
植えつける場所の準備や、あまり気温が高くなると発芽しにくくなるといったことから、私は毎年この時期に種まきをします。
発芽に光を必要とする好光性種子なので、あまり土をかけないようにします。
種が飛ばないうちに、種で増える雑草を抜く
「雑草を抜く」というと、「雑草」と一般的に認識されている草をきれいさっぱり抜き取ってしまうというイメージがありますが、私の場合、栽培していないのに生えてきた草のうち、都合の悪いところに生えてきたものを適切な量だけ取り除くのが「雑草を抜く」です。
種で増える雑草をこの時期に抜いておかないと、5月頃激しく後悔することになります。
ハコベなどは春の七草の一つでもあり一掃したくはないのですが、繁殖しすぎると都合が悪いので、種がついて飛ばないうちに抜きます。
ポテトタワーを作る
家庭菜園でジャガイモを地植えで育てていますが、余った種イモでポテトタワーを作ります。
麻袋の口を外側に折り返し、土を入れ、その中に種イモを埋めます。成長に合わせて麻袋の折り返し部分を上げ、土を足していきます。
ラッパスイセンの花がら摘み
ラッパスイセンの花がらを摘みます。
花茎は空洞になっているため、中途半端な場所で切ると花茎の中に水が溜まってしまいます。丸い種子果のすぐ下は空洞になっていないので、そこを切って花がらを取り除きます。
葉を切ってしまうと球根に栄養がたくわえられず、翌年花が咲かなくなってしまうので、葉は完全に枯れるまでそのままにしておきます。
ハナニラの匂いを嗅ぐ
ハナニラは球根で繁殖して星型の花を咲かせる植物です。
その名の通り、葉や球根を傷つけるとニラの匂いがします。
ニラの匂いが嫌いでなければグランドカバーになりますし、ニラ的なものとしておままごとにも使えます。
つくしを見つける
つくしは、ふと目に留まるものではなく、ワラビなどの山菜と同じく、目を凝らして意識的に探さなければ見つからない植物です。
しかし、一度目に入ると急に視界が開けて見つけられるようになり、立体視アートが見えたときの感覚に似た爽快感があります。
下の写真も一瞬ではどこにつくしがあるのかわからないのでは?
ヤマブキの花が咲いた時のためにレンギョウの花の色を覚えておく
黄色の花はたくさんありますが、レンギョウとヤマブキの黄色は別格です。
レンギョウは春分の頃咲きますが、ヤマブキが咲くのはもう少し後で、この二つの花が同時に見られることはありません。
我が家では、レンギョウの黄色はバナナのようなさわやかな黄色で、ヤマブキの黄色は温かみがある黄色というか山吹色です。
並べて比較したいのですが、花期が違うため、黄色の色合いをよく観察して覚えておきます。
源平枝垂れ桃を見て、オリオン座のベテルギウスがいつ超新星爆発するのか思いを巡らす
源平枝垂れ桃は1本の木で、赤、白、ピンク、赤と白のまだらなど、数種類の色の花が咲きます。
「源平」は、源氏が白旗、平氏が赤旗を用いたことから「紅白」という意味でよく使われます。
源平枝垂れ桃を見ると、オリオン座を思い出すので、ベテルギウスがいつ超新星爆発するのか思いを巡らします。
オリオン座のベテルギウス(平家星)が超新星爆発!?平家はいつ滅びるのか
ムラサキハナナを見て、諸葛亮(孔明)のことを思い出す
「ムラサキハナナ」や「ハナダイコン」と呼ばれるこのアブラナ科の植物は、「ショカツサイ(諸葛菜)」とも呼ばれています。
三国志に出てくる諸葛亮(孔明)が、出陣した先々で食用にするために種をまいて育てたことに由来するそうです。
サクラの花を見る
日本中がソメイヨシノを特別視して大騒ぎしますが、私にとっては、春に咲く美しい花の一つです。
ソメイヨシノの満開はとても美しいのですが、花が散って葉芽が出てくる頃は汚くて、なかなか残念なお姿です。
歴史が古く、葉芽と花が同時に開くヤマザクラのほうが趣があるような気もします。
最終更新日 2023年3月21日