金運アップのために、お金の名前がついた植物を庭に植えています。
古くからお金にまつわる縁起木として人気が高いのは、千両、万両などですが、「両」がつく植物はなんと一の位から万の位までそろっていて、万両、千両、百両、十両、一両とあります。
いずれも常緑の低木で、秋から冬にかけて赤い実がつきます。
万両(マンリョウ):ヤブコウジ科ヤブコウジ属
千両(センリョウ):センリョウ科センリョウ属
百両(ヒャクリョウ):カラタチバナ、ヤブコウジ科ヤブコウジ属
十両(ジュウリョウ):ヤブコウジ、ヤブコウジ科ヤブコウジ属
一両(イチリョウ):アリドオシ、アカネ科アリドオシ属
このうち、千両、万両、一両(アリドオシ)をそろえて、「千両、万両、有り通し」といった語呂合わせがあります。「千両も万両も一年中有り通し=お金に困らない」ということで、金運に恵まれますようにという縁起かつぎです。
私は「千両、万両、一両」ではなく、「千両、万両、百両」を庭に植えています。
木も草も虫も休んでいる冬の寒い庭で、常緑で赤い実のついた千両、万両、百両を見ると、本当に豊かな気持ちになります。ウインターブルーになる方にはおすすめの植物です。千両はちょっぴり気難しくて環境を選びますが、万両は増えて困るくらい育てやすいです。
しかーし!私が最もおすすめするお金にまつわる植物は「小判草」です!
小判草(コバンソウ)は、5月から6月に咲く、イネ科コバンソウ属の一年草で、小判に似た形の小穂をつけます。
小さいころ、妹と「お金草(おかねそう)」と呼んでいました。ウラシマソウと並んで、発見するとドキドキする植物の一つでした。イネ科特有の哀愁があります。
高さは10~60センチくらい、穂の大きさは1.5~2センチくらいです。穂は稔ると黄金色になります。
植えたままで黄金色になりますが、青いうちに切ってドライフラワーにすると、とてもきれいな黄金色になります。下の写真は左が今年収穫したもの、右が数年前に収穫してドライフラワーにしたものです。
似た植物に姫小判草(ヒメコバンソウ)があります。
イネ科コバンソウ属の一年草ですが、穂の大きさや穂のつき方が小判草とは異なります。小判草の穂は1.5~2センチですが、姫小判草の穂は4ミリ程度です。
小判草、姫小判草とも、日本では雑草扱いです。こんなにユニークで縁起のいい植物が雑草だなんて!
小判草は増殖力がハンパなく、すぐに小判ざっくざくになります。お金もこんなスピードで増えるようにという願いを込めて、雑草などと思わずに大切に放置しています。