2020年12月、木星と土星が大接近しています。
今回ほどの接近は400年ぶりだそうです。
下の写真は2020年12月17日の18時頃に撮ったものです。
南西の空に、月と木星と土星が見えます。
スマートフォンのカメラで写せたことに驚きました。
新しい時代の予感。
このブログのテーマは「田舎と都会の間で自然との接点をさがす」ですが、今回は、自然との壮大すぎる接点、というか宇宙との接点、CERN(欧州原子核研究機構)のビジターセンターへ行ったお話です。
CERNは、スイスのジュネーブ郊外、スイスとフランスとの国境地帯にある、世界最大規模の素粒子物理学の研究所です。
LHC(大型ハドロン衝突型加速器)という加速器と、ATLASとCMSという高精細な検出器によって、ヒッグス粒子の存在が突き止められたことは、大きなニュースになりました。
ダン・ブラウン原作、トム・ハンクス主演の映画『天使と悪魔』では、犯人が恐るべき破壊力を秘めた”反物質”を盗み出した場所として描かれています。
CERNのガイドツアーに参加すれば研究所の中に入れますが、予約が必要で日程的に厳しかったので断念しました。
しかし、予約なしで入れるビジターセンターだけでも十分に楽しめます。
ビジターセンター前にあるモニュメントには、素粒子の標準モデルも刻まれています。
ドーム型のビジターセンターから道路を挟んで向かいの建物にはショップがあり、CERNグッズが購入できます。
下の写真は”ヒッグス粒子キーホルダー”です。かなりイケてます。
素粒子物理学のことは全く分かりませんが、この場所の地下でとてつもない実験が行われていると思うだけで、宇宙を感じることができ、日常の些末なことがどうでもよくなりました。
NHKエンタープライズ(2014)『神の数式 完全版 DVD-BOX』
この世は何でできているのか、宇宙はなぜ始まったのか、という究極の謎を解き明かす「神の数式」に迫る番組です。科学者たちは、あらゆる自然現象は最終的には一つの数式で説明できるはず、と信じていますが、「神の数式」を追い求める科学者たちのエピソードも、神がかった話が多くて興味深いです。私はNHKで放送されたものを録画保存したのですが、こちらのDVDはテレビ版よりもさらに充実した内容になっているようです。
リサ・ランドール(2007)『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』NHK出版
私は2007年に読んだこの本で、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が2008年9月から稼働開始することを知りました。宇宙は、私たちが実感できる3次元+時間という構成ではなく、それ以外に見えない次元があるということについて、数式を一切用いずに、文学的に説明してくれています。物理学がわからない私のような人間でも楽しめる本です。
『ダ・ヴィンチ・コード』でおなじみの、ロバート・ラングドン教授が活躍するミステリーサスペンス映画です。CERNは犯人が恐るべき破壊力を秘めた”反物質”を盗み出した場所として描かれています。
ジュネーブの植物園で、素敵な鉄分を見つけました!
まずは、金属でできたバッタのモニュメントです。
人が乗れるくらいの大きさがあります。
また、さまざまな鉄の手すりが展示されていました。
手すりには、ブドウ、ヤシ、ヒマワリ、クレマチスなど、植物のモチーフが取り入れられています。
劣化するプラスチックと違い、金属は本当に庭によくなじみます。
人と同じく、庭にも鉄分が必要だと思います。
2017年に目撃して衝撃を受けた、ジュネーブの植物園(Les conservatoire et jardin botaniques de la Ville de Genève)の中にある禅の庭(Le Jardin Zen)の「知足の蹲踞(つくばい)」。
マンホールの蓋の上に無造作に置いてあって、しかも砂利が入っているという、ありえない置き方がされていたのでした!
この蹲踞は一見「五・隹・疋・矢」の文字に読めますが、水をためておくための中央の四角い穴を漢字部首の「口」と見ると、「吾唯足知」(ワレタダタルヲシル)と読めます。
「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を謎解き風に図案化したものだそうです。
まさか、ジュネーブの植物園の「知足の蹲踞」は、実はすごく深い意味があって、足るを知る例なんじゃないのか!?
こんなでも満たされているということを身をもって教えてくれているのではないのか!?
「私、本当はこんなんじゃない!」って言わない的な教えなのではないのか!?
と、妹とひとしきり議論になったのでした。
「マンホールの蓋の蓋」のままの蹲踞を目撃し、再び、思うところがいろいろありました。
ハワイのホノルルにあるフォスター植物園に行ってきました。
ここにはバタフライガーデンがあり、色彩豊かな蝶が戸外で棲息しています。
たくさんの蝶が舞っていましたが、なかなかいいスピードで飛んでいて、残念ながらうまく写真を撮ることができませんでした。
唯一写真が撮れたのが、ヒョウモンドクチョウです。
ハワイでは一般的な蝶でも、日本ではお目にかかれない蝶なので興奮しました!
南国のハワイには蝶がたくさんいるイメージがありますが、実はそれほど蝶が多い島ではないようです。
下の案内板の写真にもあるように、ハワイ固有の蝶は2種、「カメハメハ(Kamehameha)」と「ハワイアンブルー(Hawaiian Blue)」だけです。
いつかお目にかかりたいです!
ハワイのホノルルにあるフォスター植物園に行ってきました。
園内には世界中の熱帯地域から集められた珍しい植物が植えられています。
一番印象的だったのはクイポツリー(Quipo)です。
上の写真ですとそんなに大きく感じないかもしれませんが、あまりの大きさに、歩いていて隣に幹があっても木だとわからず、人口の構造物かと思ったほどです。
クイポツリーの隣のヤシの木もそれなりの太さですが、一緒に写るとこんなにひょろひょろに見えます。
クイポツリーは材質が柔らかで、原産地のパナマではカヌーやいかだを作るのに使われているそうです。
パンフレットによると、このクイポツリーは1930年に植えられたそうで、こんなに巨木ですが、ここに植えられてからまだ89年しか経っていません。
植えられた時の大きさはわかりませんが、とにかく、成長のスピードがものすごく早い木のようです。
ハワイ出雲大社に行ってきました。
ホノルルにある、島根の出雲大社の分院です。
この写真だけ見ると日本のようですが、
鳥居のとなりにはヤシの木があります!
そして、狛犬はレイと髪飾りをしています!
めっちゃハワイです!
植物の力は本当にすごいです。
私はどこへ行っても、言葉の違いより食べ物の違いより気候の違いより、生えている植物の違いで、違う土地に来たなーと実感します。
ちなみに御朱印もとてもステキです。
御朱印帳に「ALOHA」ですよ!日付も英語です!