「日本人の国民性のいちじるしい特色は、下級階層でもみな生来の花好きであるということだ。気晴らしにしじゅう好きな植物を少し育てて、無上の楽しみにしている。もしも花を愛する国民性が、人間の文化生活の高さを証明するものとすれば、日本の低い層の人びとは、イギリスの同じ階級の人たちに較べると、ずっと優って見える。」—ロバート・フォーチュン
ロバート・フォーチュン/著、三宅 馨/訳(1997)『幕末日本探訪記』講談社学術文庫

「気晴らしにしじゅう好きな植物を少し育てて、無上の楽しみにしている。」って、豊かすぎませんか!?幕末の日本人、素敵すぎる。