木草花」カテゴリーアーカイブ

ジャガイモを収穫

今年も無事、ジャガイモを収穫しました。

ジャガイモの写真

メークインと、

メークインの写真

キタアカリ。

キタアカリの写真

ジャガイモは晴れが続いて土が乾いているときでないと収穫できませんが、梅雨時にそんな日を確保するのは至難の業です。

私はメークイン派です。

ブラックベリーを救出

ブラックベリーの木が、まわりの草木に埋もれて大変なことになっていたので、

まわりの草木に埋もれたブラックベリーの写真

まわりに生い茂っている草木をはがして救出しました。

ブラックベリーの花と実とプランツネームプレートが出てきました。

ブラックベリーの花の写真

ブラックベリーの実

ブラックベリーのプランつネームプレートの写真

ソンフリー(Thornfree)という品種だったことを思い出しました。

7月に収穫できそうです。

ウインターブルーを解消!冬芽の観察

冬芽とは

落葉樹は秋に葉を落とし、休眠状態で冬を過ごしますが、春にふたたび芽吹いて活動を開始するために準備されたものが冬芽です。

色も形もさまざまで、特に葉が落ちたあとの葉痕は顔のように見えることもあり、ファンが多いようです。

観察にはルーペを使った方がよいですが、肉眼でも結構楽しめます。

冬芽探しは、屋外をうろうろしている間に日光を浴びることができ、発見すれば春が着実に近づいていることを実感できウインターブルーになる人には特におすすめです!

私の庭の冬芽ベスト4を紹介します。

サンショウの冬芽

サンショウの冬芽の写真

サンショウの冬芽

私の庭で一番おもしろい冬芽です。コブみたいなのが側芽、白いハート型の部分が葉痕です。この写真だとよく見えないかもしれませんが、葉痕が顔のように見え、最高にかわいいです!葉痕の両側にトゲがあり、手を広げているみたいで、私は「太陽の塔」と呼んでいます。

ヤマボウシの冬芽

ヤマボウシの冬芽の写真

ヤマボウシの冬芽

私の庭で一番かわいい冬芽です。ぷっくりと膨らんだ感じや、先端が尖がっている感じがとてもいいです。

ニシキギの冬芽

ニシキギの冬芽の写真

ニシキギの冬芽

私の庭で一番かっこいい冬芽です。ニシキギは、冬芽を観察するというよりも、ユニークな枝をまるごと観察します。板状の翼が節ごとに十字対生につく、すごすぎる枝です。初めてこの枝を見たときは、「ハナイカダ」を見たときと同じくらい興奮しました。

モクレンの冬芽

モクレンの冬芽の写真

モクレンの冬芽

私の庭で一番美しい冬芽です。芽は毛に覆われていてビロードのようです。モクレンの冬芽は薬(生薬)にもなり、蓄膿症や鼻づまりに効くそうです。

参考文献

広沢毅 著、林将之 写真(2010)『冬芽ハンドブック』文一総合出版

とにかく薄くて軽いです!新書サイズなのでフィールドに持っていけます。でも内容は充実していて、これ一冊で十分冬芽観察を楽しめます。200種類の冬芽が紹介されています。

鈴木庸夫、高橋冬、安延尚文 (2014)『樹皮と冬芽: 四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社

各樹木ごとに樹皮と冬芽がセットで載っている樹皮冬芽図鑑です。巻末に「樹皮を利用する文化」という章があり、ヒノキの樹皮で建物の屋根をふく技法、檜皮葺(ひわだぶき)の紹介などもあります。ちなみに富士山本宮浅間大社本殿の屋根も檜皮葺です。

星野義延 監修(2011)『紅葉・落ち葉・冬芽の大研究』PHP

図鑑ではなく、葉っぱのひみつをさぐるための観察ガイドです。冬芽だけでなく、紅葉・落ち葉についても載っています。子供向けの本なので、解説がとてもわかりやすいです。

テーマのある庭、サラダバーガーデンを作る

今回の庭ノートは、サラダに使う野菜だけを植えた「サラダバーガーデン」についてです。

庭を小さな空間に分けて、それぞれにテーマを設定しています。

これは、私が尊敬するガーデナー、ベニシアさんや黒田健太郎さんが提案されている方法です。

ベニシアさんの庭は、楽しんで考えたテーマごとに小さなコーナーで構成されています。NHKの「猫のしっぽ カエルの手」の「Vol.60 テーマのある庭」で紹介されていました。スパニッシュガーデン、ワインガーデン、フォレストガーデン、コテージガーデン、ジャパニーズガーデンなど、聞いているだけでワクワクするような庭ばかりです。

ベニシア・スタンリー・スミス(2013)『ベニシアの庭づくり ハーブと暮らす12か月』世界文化社

また、黒田健太郎さんは、初めからよくばって庭全体を造ろうとしないで、自分が具体的にイメージできる「自分サイズ」の広さから庭づくりをスタートし、この「小さなシーンづくり」を少しずつ増やしていき、それをつないでいくという方法を提案されています。

黒田健太郎(2012)『健太郎のGarden Book』MUSASHI BOOKS

私も、土壌・日照時間などの条件、目的、手がかけられる時間などを考えて、庭を小さな空間に分けて、それぞれにテーマを持たせるようにしています。

小さな空間に分けてテーマを決めることで、どこに何を植えるか迷いが少なくなりますし、庭も使いやすくなります。また、手入れもしやすくなりますし、庭仕事で他人の助けも借りやすくなります。

サラダバーガーデン

今回は、サラダバーガーデンを紹介します。

庭の一角にサラダに使う野菜だけを植えているコーナーがあり、ここをサラダバーガーデンと呼んでいます。

設楽清和 監修(2010)『パーマカルチャー菜園入門』家の光協会. の55ページに、「スクエア菜園」というのが紹介されています。

これは、スペースを板や杭で仕切り、30センチ×30センチのスクエアを3×3列に並べた菜園です。1平方メートルのスペースがあっても、区分けされていないと同じ野菜を多量に植えてしまいがちです。9区画に区切ることで、心理的な傾向としてそれぞれ違う野菜を植えたくなり、多様性のある菜園ができあがる、ということです。

また、菜園で作業をする際、人の手が届くのは外側から40~45センチ程度ということで、一つの区画を30センチ×30センチにして、それを3×3列作ることによって、周囲から手が届く、管理のしやすい菜園になる、ということです。

料理によく使う野菜を植えるので、理想としては、ハーブと同じく、家の勝手口の近くに配置できるとよいようです。

私の場合は、スペースの関係で少し違う区画になりました。1区画が60センチ×40センチで、3区画×1列、2区画×1列、4区画×1列となっています。しかし、小さな通路があり、どの区画も無理なく手が届きます。

年や季節によって少し変わりますが、大抵、リーフレタス、サニーレタス、半結球レタス、サンチュ、赤カラシナ、ミズナ、コマツナ、サラダシュンギク、ミニトマトなどを植えています。

サラダバーガーデン(3区画×1列)

サラダバーガーデン(3区画×1列)

赤カラシナの写真

赤カラシナ

ルッコラの写真

ルッコラ

ミズナの写真

ミズナ

サラダシュンギクの写真

サラダシュンギク

ミニトマトの写真

ミニトマト

ここには、生で食べられるものだけを植えるようにしています。

それぞれの区画には、何の野菜かわかるように、写真付きのプランツネームプレートを立てています。

サラダバーガーデンのプレートの写真

サラダバーガーデンのプレート

サラダバーのように、自分が好きな野菜を、食べる都度、食べる量だけとっていきます。

サニーレタスなどは外側の葉から一枚ずつかきとっていき、赤カラシナなどは若芽を摘みとっていくようにしています。

参考文献

設楽清和 監修(2010)『パーマカルチャー菜園入門』家の光協会.

永続的で循環可能な、自然のしくみをいかす家庭菜園について紹介している本で、どれもこれも実践してみたくなるようなアイディアばかりです。ヨシダケイコさんのイラストが本の内容にピッタリで、読んでいるだけでも楽しい本です。

ベニシアさんに倣って!テーマのある庭、ブーケガルニの庭を作る

自分だけの秋の七草を!テーマのある庭、秋の七草の庭を作る

エアープランツ(ティランジア)で、T6(ティーシックス)を結成!

ティランジア(Tillandsia)パイナップル科(ブロメリア科)の植物で、エアープランツ(Airplants)とも呼ばれています。

熱帯アメリカに広く分布し、その多くが、木の枝や岩に付着して育つ着生植物です。風を好み、土を必要とせず、乾燥に非常に強く、葉の表面から空気中の水分を吸って育ちます

雨季と乾季がはっきりした地域に自生しているので耐性には優れていますが、本来は水が好きな植物だそうです。

しかし、土だけではなく水もいらないと誤解されがちで、枯らしてしまう人が続出すると言われていて、私も結構枯らしてしまっています。

スイスのジュネーブの植物園(Les conservatoire et jardin botaniques de la Ville de Genève)の温室にエアープランツがたくさん吊るさがっていたのですが、アジア人の私でさえむせかえるような湿度の中で生き生きと育っていて、水がいらないというのは大いなる誤解だと実感しました。

ジュネーブの植物園のエアープランツ

ジュネーブの植物園のエアープランツ

エアープランツには、週1~2回、霧吹きで水分を与え、乾ききってしまったときは、水を張った容器に株を逆さまにして1時間程度沈めて、その後よく水を切るようにします。

このところ、カフェ風インテリアテラリウムが人気で、エアープランツも注目されているようですが、私の記憶では、土がいらなくて机の上に直置きできる植物として1990年代にブームになった気がします。

エアープランツはとても軽量なのでハンギングに向いています。土が不要なので、ワイヤーで吊るしたり、壁にかけたり、ガラス容器に入れたり、自由に飾ることができます。

私は、直径6センチの小さなバケツを横に6個つる下げた雑貨にエアープランツを入れています。一つのバケツに一人ずつ、合計6人。ここに入る6人はその時の厳選メンバーで、いわば、V6六歌仙笑点の大喜利の回答者、おそ松くんみたいなものです!

ティランジア(Tillandsia)6人組ということでT6(ティーシックス)と呼んでいます。

T6(ティランジア6人組)の写真

T6(ティランジア6人組)

現在のメンバー紹介です。

マグヌシアーナの写真

マグヌシアーナ

ブッツィーの写真

ブッツィー

ブラキカウロス

ブラキカウロス

カプト メドゥーサエの写真

カプト メドゥーサエ

イオナンタ イオナンタの写真

イオナンタ イオナンタ

ブルボーサの写真

ブルボーサ

状況をみてメンバーの入れ替えがあります!

こちらのトレイの中にいる十数人は、T6の控えのみなさんです。

T6の控えのみなさん

T6の控えのみなさん

ところで、静岡県にある 熱川バナナワニ園 の温室は、日本一のエアープランツ(ティランジア)のコレクションを誇り、日本ブロメリア協会の事務局にもなっているそうです!私は静岡県民なのに行ったことがなく、詳細が語れなくてすみません!

参考文献

藤川史雄『エアプランツとその仲間たち ブロメリアハンドブック』(2013)双葉社

「ブロメリア図鑑」と「ブロメリアの育て方」の二章で構成されています。ほとんどの写真が花が咲いた状態の写真で、「葉っぱだけでもかわいいのに、うまくいけばこんなに美しい花が咲くなんて!」と、育てるモチベーションが一気に上がる本です。

照井江里子(監修)『テラリウム』(2016)日東書院

苔、エアプランツ、多肉植物を中心としたテラリウムが紹介されています。風を好むエアープランツは、吊るすタイプの容器と相性がよく、すぐにまねできる小さなハンギングテラリウムがいろいろ載っています。過剰なデコレーションがなく、シンプルでセンスのいいテラリウムばかりです。

ちいさい秋みつけた!樹高10センチのモミジの紅葉

モミジは、カエデ類のうち、秋に葉が赤く色づくものの総称です。

モミジもカエデも、植物としてはカエデ科カエデ属ですが、私には厳密な分類がよくわかりません。

我が家には、とりあえず「モミジ」と呼んでいる木と、とりあえず「カエデ」と呼んでいる木があります。秋になると、モミジは紅葉し、カエデは黄葉します。

モミジの紅葉の写真

モミジの紅葉

カエデの黄葉の写真

カエデの黄葉

どちらもとてもきれいなのですが、今年は、この2本の木を上回る、すばらしい紅葉を見つけました!

こちらです!

こぼれ種から生えたモミジの紅葉の写真

こぼれ種から生えたモミジの紅葉

こぼれ種から勝手に生えてきたモミジです。

どのくらい小さいモミジの木か、身長5センチのスーパーキノコに横に立ってもらって比べてみましょう。

身長5センチのスーパーキノコの写真

身長5センチのスーパーキノコ

樹高10センチのモミジの紅葉の写真

樹高10センチのモミジの紅葉

スーパーキノコの倍くらいの高さです。樹高10センチということろでしょうか。

こんなに小さいのに、ちゃんと紅葉しています!

ちいさい秋みつけちゃいました!

 参考

スーパーキノコは、任天堂のマリオシリーズに登場するキノコです。スーパーキノコをゲットすると、マリオがスーパーマリオに変身し、体の大きさが2倍になります。

アメリカの育種家ルーサー・バーバンク。フランスギク×ハマギク=シャスタデイジー

今回の庭ノートは、アメリカの育種家、ルーサー・バーバンクと、彼が生み出した植物、シャスタデイジーについてです。

私がルーサー・バーバンクを初めて知ったのは小学校3年生のときです。

国語の教科書に、三千種類以上もの新しい品種を作り出して世界に広めたアメリカの育種家ルーサー・バーバンク(Luther Burbank, 1849-1926)と、彼が作り出した品種、バーバンク・ポテト(Burbank potato)やシャスタデイジー(Shasta daisy)についての話が載っていました。

私は、バーバンク・ポテトもさることながら、シャスタデイジーがとても気になりました。教科書に、こんな記述があったからです。

以下、中村浩「ルーサー=バーバンク」『小学校 国語 三年 下』学校図書株式会社より抜粋です。

 バーバンクーポテトが広まって、お金が入ってくると、バーバンクは、アメリカの西部に農場を開きました。それから七十七才で死ぬまでの間に、大きくておいしいくだものや美しい草花など、三千しゅるいいじょうも作り出し、世界じゅうに広めました。

その中で、シャスター‐デージーは、日本にもかんけいのある花として有名です。まっ白いひとえの大りんで、きくのように美しいこの花は、今では、どこの国でも作られ、広く人々に知られています。けれども、もともとはバーバンクが苦心して作り出したものだということは、あまりしられていません。

バーバンクは、日本・イギリス・ドイツ・アメリカ、四か国の野ぎくを集め、それぞれのいいところをとり入れて、新しい花を作り出したのです。すっきりしたくきに雪のような白い花をさかせ、しかもじょうぶで、どこにでも育ちます。この花に、バーバンクは、シャスター‐デージーと名づけました。シャスターというのは、バーバンクの農場から見える、一年中まっ白な雪をいただいている山の名です。デージーとは野ぎくのことです。

世界に知れわたっているこの新しい花に、日本の野ぎくのきよらかな白さがとり入れられているのは、うれしいことです。

シャスタデイジーのことは、その後もずっと気になり続け、結局、庭に植えました。

シャスタデイジーの写真

シャスタデイジー

せっかくなので、交配の元になった、フランスギクと日本のハマギクも植え、その間にフットステップ用にレンガを「×」と「」の形に並べ、「フランスギク×ハマギク=シャスタデイジー」になるようにしました。

フランスギク×ハマギク=シャスタデイジーの写真

フランスギク×ハマギク=シャスタデイジー

フランスギクは5月~6月、ハマギクは10月~11月、シャスタデイジーは6月~7月に咲くので、この3つの花を同時に見ることはできません。

フランスギクの写真

フランスギク

ハマギクの写真

ハマギク

シャスタデイジーの写真

シャスタデイジー

※ハマギクは、よい写真がなかっただけで、本当はもっときれいな花です!

フランスギク、ハマギク、シャスタデイジーは、よく似た花を咲かせますが、葉の形は全然違います。

フランスギクの葉の写真

フランスギクの葉

ハマギクの葉の写真

ハマギクの葉

シャスタデイジーの葉の写真

シャスタデイジーの葉

シャスタデイジーは、さらに品種改良が進み、こんなモコモコの花まであります。

シャスタデイジー フィオナコグヒルの写真

シャスタデイジー フィオナコグヒル

ルーサー・バーバンクの長年の研究・実験の成果を綴った膨大な記録は、『植物の育成』として岩波書店から出版されています。ちなみに、オリジナルのタイトルは『How Plants Are Trained to Work for Man』です。

『植物の育成』には、とげなしサボテンの品種改良の過程など、興味深い話がたくさん載っています。植物も、自分にとって有益であるならば、花粉の媒介者である虫を引き付ける姿をするのと同じように、人間が好む色や形に自らを変えていくはずです。植物の環境適応や進化について考えさせられます。

参考文献

ルーサー・バーバンク (著),‎ 中村 為治 (翻訳)『文庫リクエスト復刊 植物の育成』(岩波文庫)

ルーサー・バーバンクが、自らの長年の研究・実験の成果を綴った膨大な記録です。日本語訳は、古い文体で、さらに旧字体で書かれているため、さらっと読むことができません。自分の頭の中で現代的な日本語に訳さないと理解ができないため、読むのにものすごく時間がかかります。でも、この貴重な本を翻訳してくださった中村為治先生、復刊してくださった岩波書店さんに感謝です。

高原 操 (著),‎ 中尾 好孝 (写真)『パワースポット、シャスタ山の歩き方』(VOICE)

「シャスタデイジー」の名称は、アメリカ・カリフォルニア州にあるシャスタ山にちなんだものです。

手間いらず!勝手に循環する小さな庭、ツルニチニチソウ、ヤブラン、ツワブキ

庭の維持には手間がかかります。

いくら庭いじりが好きと言っても、庭に手がかけられる時間には限りがありますし、泊りがけで外出することも多く、そんな時は家族に植物の世話を託さなければなりません。

管理が楽なように人工的な庭にしてしまうという方法もありますが、小さいながらも、いろいろな植物や虫が暮らす多様性に富んだ庭にしたいため、それは避けたいところです。

そのため、できるだけ手間をかけずに、自然の力で勝手に循環してくれる庭を作るのが目標でもあります。

私の庭には、全く手をかけずに、勝手に循環している場所があります。

幅150センチ、奥行き100センチくらいの、とても小さなコーナーです。

このコーナーは私が作ったわけではなく、祖母から庭を引き継いだ時にはすでにこの状態でした。

何もしなくても、勝手に花が咲き、一年中緑が絶えないという、楽ちんすぎるコーナーです。

植えてある植物は、ツルニチニチソウ、ヤブラン、ツワブキです。ヤブランで縁取りした中に、ツワブキとツルニチニチソウがごちゃっと植えてあります。

地植えなので水やりの必要がありません。また、どれも多年草なので植えっぱなしでよく、非常に丈夫なので、静岡県の環境では、暑さや寒さ、多湿や乾燥で枯れることもありません。

とれも常緑なので、一年中、緑が絶えず、さらに、春から夏にかけてツルニチニチソウ、夏から秋にかけてヤブラン、秋から冬にかけてツワブキ、と、花がリレーで咲きます。

もちろん、株が込み合ってきたら植えなおす必要がありますが、これは数年に一度やればよい作業です。

ツルニチニチソウが咲く春から夏

ツルニチニチソウはキョウチクトウ科の植物で、春から夏にかけて、ニチニチソウに似た紫の花を咲かせます。ツル性植物で、葉は光沢があり、グランドカバーとしてよく利用されます。

ツルニチニチソウの花の写真

ツルニチニチソウの花

ツルニチニチソウが咲く春から夏の写真

ツルニチニチソウが咲く春から夏

ヤブランが咲く夏から秋

ヤブランはキジカクシ科の植物で、夏から秋に、紫の小さな花を穂状に咲かせます。葉は細長く、先端が垂れ下がるので、バランスよくこんもりまとまります。

ヤブランの花の写真

ヤブランの花

ヤブランが咲く夏から秋の写真

ヤブランが咲く夏から秋

ツワブキが咲く秋から冬

ツワブキはキク科の植物で、秋から冬にかけて、キクに似た黄色い花を咲かせます。つやのある、フキのような大きな丸い葉を持ちます。

ツワブキの花の写真

ツワブキの花

ツワブキが咲く秋から冬の写真

ツワブキが咲く秋から冬

自分だけの秋の七草を!テーマのある庭、秋の七草の庭を作る

今回の庭ノートは、秋の七草を植えた「秋の七草の庭」についてです。

テーマのある庭

庭を小さな空間に分けて、それぞれにテーマを設定しています。

これは、私が尊敬するガーデナー、ベニシアさんや黒田健太郎さんが提案されている方法です。

ベニシアさんの庭は、楽しんで考えたテーマごとに小さなコーナーで構成されています。NHKの「猫のしっぽ カエルの手」の「Vol.60 テーマのある庭」で紹介されていました。スパニッシュガーデン、ワインガーデン、フォレストガーデン、コテージガーデン、ジャパニーズガーデンなど、聞いているだけでワクワクするような庭ばかりです。

ベニシア・スタンリー・スミス(2013)『ベニシアの庭づくり ハーブと暮らす12か月』世界文化社

また、黒田健太郎さんは、初めからよくばって庭全体を造ろうとしないで、自分が具体的にイメージできる「自分サイズ」の広さから庭づくりをスタートし、この「小さなシーンづくり」を少しずつ増やしていき、それをつないでいくという方法を提案されています。

黒田健太郎(2012)『健太郎のGarden Book』MUSASHI BOOKS

私も、土壌・日照時間などの条件、目的、手がかけられる時間などを考えて、庭を小さな空間に分けて、それぞれにテーマを持たせるようにしています。

小さな空間に分けてテーマを決めることで、どこに何を植えるか迷いが少なくなりますし、庭も使いやすくなります。また、手入れもしやすくなりますし、庭仕事で他人の助けも借りやすくなります。

秋の七草の庭

今回は、秋の七草の庭を紹介します。

秋の七草は、秋を代表する七つの草花で、萩(ハギ)・尾花(オバナ)・葛(クズ)・撫子(ナデシコ)・女郎花(オミナエシ)・藤袴(フジバカマ)・桔梗(キキョウ)です。

秋の七草は、春の七草のように食べられるわけではなく、花をめでます。

秋というのは旧暦の7月から9月なので、現代では8月から10月くらいになるでしょうか。現代人がイメージする秋とは少し違い、どちらかというと夏から初秋の印象だと思います。

庭の一角に秋の七草だけを植えているコーナーがあり、ここを秋の七草の庭と呼んでいます。

秋の七草の庭と言っても、直径1メートルくらいの円の中に、秋の七草をまとめて植えてあるだけです。縁は、その辺に落ちていた直径20センチ~40センチくらいの石で囲いました。

籠の花入に投げ入れた秋の野の花のような感じにしたかったのですが、花期がバラバラでなかなかうまくいきません。地域や品種にもよるのかもしれませんが、静岡の私の庭では、七種類の花が同時には咲くことはありません。

秋の七草の庭の写真

秋の七草の庭

秋の七草と言っていますが、実は、葛(クズ)の代わりに吾亦紅(ワレモコウ)を植えていて、私の好みで中身を一つすり替えてしまっています

秋の七草の庭のメンバー紹介です。

萩(ハギ)

萩色のミヤギノハギと白色のシロハギを植えていますが、シロハギの方が威勢がいいです。

萩(ハギ)の写真

萩(ハギ)

尾花(オバナ)

尾花とはススキのことです。穂だけではなく葉も楽しめるように、矢羽ススキ(矢筈ススキ)を植えています。

尾花(オバナ)の写真

尾花(オバナ)

吾亦紅(ワレモコウ) ※葛(クズ)の代わり

秋の七草の葛は繁殖力が強く、庭に植えると大変なことになるので、葛の代わりに吾亦紅を植えています。吾亦紅は秋の七草には入っていませんが、個人的には一番秋らしい花だと思います。

吾亦紅(ワレモコウ)の写真

吾亦紅(ワレモコウ)

撫子(ナデシコ)

撫子の花は本当に繊細で美しいです。「大和撫子」という言葉が乱用されていて、撫子に申し訳ないです。

撫子(ナデシコ)の写真

撫子(ナデシコ)

女郎花(オミナエシ)

名前の由来ですが、「おみな圧し」で美女を圧倒する美しさであるという説、「おみな飯」で花が粟に似ているので女の飯であるという説、など、いろいろあるそうです。どちらにしても微妙な名前です。

女郎花(オミナエシ)の写真

女郎花(オミナエシ)

藤袴(フジバカマ)

昔は河原などにたくさん生えていましたが、今では減ってしまい、準絶滅危惧種だそうです。長距離移動をする大型の美しい蝶「アサギマダラ」が吸密に来る花なので、私の庭でもたくさん増えてほしいのですが、なかなか思うようにいきません。

藤袴(フジバカマ)の写真

藤袴(フジバカマ)

桔梗(キキョウ)

蕾は風船のよう、花は星のようで、とても魅力的な植物です。私は桔梗の花を『へうげもの』の明智光秀の芋茎の味噌汁の再現 に使います。

桔梗(キキョウ)の写真

桔梗(キキョウ)

それぞれの秋の七草を

秋に咲く花はしっとりとした雰囲気の花が多く、春に咲く花よりも大人な感じです。

先人が見つけた美を踏襲するのもよいですが、カスタマイズして、自分だけの秋の七草を集めてみても楽しいと思います。

ベニシアさんに倣って!テーマのある庭、ブーケガルニの庭を作る

これってお菓子ですか!?お菓子すぎる植物:カルミア、キンモクセイ、ヤブラン

今回の庭ノートでは、私の庭のお菓子すぎる植物を3つ紹介します。

食用の、お菓子に使える植物、という意味ではなく、お菓子みたいな花や実を持つ植物で、子供のころお菓子と同一視していたものです。

子供のころの思考回路とはおもしろいもので、食べられないことはよく理解しているのですが、完全にお菓子の一味だと思っていました。

「この花って、あのお菓子に似てる・・・」といったライトな感覚ではなく、うまく言語化できないのですが、「こいつ、あの一味に違いない・・・」といった、もっとディープな同一視です。

「砂糖菓子のような」と称される花はいろいろありますが、もっと細かい話になります。

カルミア

カルミアはツツジ科の花で、私の庭では5月下旬にから6月上旬にかけて花が咲きます。

カルミアの花の写真

カルミアの花

カルミアのつぼみの写真

カルミアのつぼみ

特につぼみの形と色が美しく、よく金平糖のようと表現されます。

しかし、私はアポロの一味に違いないと思っていました。

明治チョコレート アポロの写真

明治チョコレート アポロ

明治チョコレート アポロ

キンモクセイ

キンモクセイはモクセイ科の植物で、私の庭では9月下旬から10月上旬にかけて花が咲きます。

キンモクセイの木の写真

キンモクセイの木

キンモクセイの花の写真

キンモクセイの花

キンモクセイは香りに注目がいきがちですが、小さな花をよく見ると、とんでもなく精巧な作りです。

私は、手作りの型抜きクッキーの上に飾るトッピングシュガーの一味だと思っていました。

キンモクセイの花と製菓用トッピングシュガーの写真

キンモクセイの花と製菓用トッピングシュガー

製菓用トッピングシュガー

ヤブラン

ヤブランは、キジカクシ科の植物で、私の庭では、9月頃に花が咲き、10月頃にに実がなります。

ヤブランの花の写真

ヤブランの花

ヤブランの実の写真

ヤブランの実

緑の実は、やがて濃い紫色になり、ブドウのように連なります。

私は、この緑の硬めの状態の実を、プチチョコレートの一味だと思っていました。

チーリン製菓のプチチョコレートとヤブランの緑の実の写真

チーリン製菓のプチチョコレートとヤブランの緑の実

チーリン製菓 プチチョコレート

子供のころの思考回路というものは、本当におかしなものです。