秋になって庭が静かになり、飛んでいるのは蝶だけです。
夏の方が蝶の数は多いのですが、セミやコガネムシなど庭で飛び回っているものがたくさんいる中で蚊に刺されながら観賞するより、10月に入ってからのほうがゆっくり観賞できます。
ジャコウアゲハがまた庭に来てくれました!
今回はなかなかいい写真が撮れました!
この翅のぼんやりとした透け感!
赤いおなか!
そして、翔んでいる姿!
ステキすぎる。
フジバカマが咲きました。
フジバカマは秋の七草の一つですが、アサギマダラが吸蜜する花なので、私はアサギマダラを呼ぶために植えています。
しかし、残念ながら、私の庭にはアサギマダラはまだ一度も吸蜜に来ていません。
しかししかし、同じ静岡県内の、我が家からたった1kmほど離れた知人のお宅には、毎年10月にアサギマダラが訪れます!
今年も写真を撮らせていただきました。
写真だと白にしか見えないかもしれませんが、生で見ると、この白い部分は透き通った水色で、よくもこんな色が存在すると思うほど美しいです。
まさに浅葱色で、アサギマダラと名づけた人は天才だと思います。
私はアゲハチョウ科好きなので、タテハチョウ科のチョウはアゲハチョウ科ほど興味ないのですが、アサギマダラだけは別です!
アサギマダラは、このあと本州を南下し、個体によっては海を渡って、沖縄や台湾にまで行くそうです。
栗田昌裕(2013)『謎の蝶アサギマダラはなぜ海を渡るのか?』PHP
静岡県富士宮市にある我が家の庭で、アカボシゴマダラを目撃しました!
庭に飛来したものをあわてて撮影したのですが、残念ながら写真がボケてしまっています。
あっという間に飛んで行ってしまいました。
アカボシゴマダラはタテハチョウ科のチョウで、日本本土には生息していなかったチョウです。もともとは中国大陸や奄美大島に生息するチョウですが、違法に国内に持ち込まれた個体を元に意図的に放蝶されたものが定着・拡大しているそうです。
国立環境研究所 侵入生物データベース アカボシゴマダラ の侵入情報によると、
神奈川県(藤沢,大磯,横浜,鎌倉,逗子,葉山,綾瀬,大和,茅ヶ崎,川崎),東京都区内,伊豆大島で記録されている.2010年以降は埼玉県,千葉県,茨城県,栃木県,群馬県へと関東全域に分布を拡大している.
近年,静岡県,山梨県でも目撃情報がある.
とあります。
2016年に庭で初めてこのチョウを目撃した時は本当に驚きました。
最初はキアゲハかと思ったのですが、キアゲハにしては飛び方がおかしいです。ゆったりと舞っていたため、アサギマダラか!?と思いなおしましたが、色が全く違います。とにかく撮影してよく見た結果、アカボシゴマダラと判明した次第です。
その後、毎年何回か庭で目撃するようになりました。
色彩も美しく、ふわんふわんと優雅な飛び方をし、なかなかステキな蝶ですが、在来種のオオムラサキ、ゴマダラチョウ、テングチョウなど幼虫期にエノキの葉を食べる蝶類と競合し、環境省の生態系被害防止外来種リストに入れられています。
ハワイのホノルルにあるフォスター植物園に行ってきました。
ここにはバタフライガーデンがあり、色彩豊かな蝶が戸外で棲息しています。
たくさんの蝶が舞っていましたが、なかなかいいスピードで飛んでいて、残念ながらうまく写真を撮ることができませんでした。
唯一写真が撮れたのが、ヒョウモンドクチョウです。
ハワイでは一般的な蝶でも、日本ではお目にかかれない蝶なので興奮しました!
南国のハワイには蝶がたくさんいるイメージがありますが、実はそれほど蝶が多い島ではないようです。
下の案内板の写真にもあるように、ハワイ固有の蝶は2種、「カメハメハ(Kamehameha)」と「ハワイアンブルー(Hawaiian Blue)」だけです。
いつかお目にかかりたいです!
今年も庭にアゲハ(ナミアゲハ)がやってきました!
ナミアゲハの幼虫の食草は柑橘類の葉っぱです。
柚子や甘夏の木のまわりを飛んでいましたが、最終的になぜかオリーブの葉の上に落ち着きました。