立秋は新暦で8月7日頃から8月22日頃までです。
アサガオの花を鑑賞する
アサガオを、教材として観察するのではなく、花として鑑賞します。
アサガオは小学校の理科の教材に使われているため、多くの人が一度は育てたことがある植物だと思います。
小さいころのさまざまな記憶とリンクしているため、私にとっては純粋に向き合うことが難しい植物でした。
しかし、数年前に小学生の姪っ子に種をもらって久しぶりに育ててみて、その美しさに驚きました。
観察日記をつけなくていいので、純粋に花の美しさを楽しめます。
ヤモリに遭遇しても放置する
夏はヤモリによく遭遇します。
ヤモリは民家やその周辺で生息していて、我が家のヤモリも、家と庭の境で生活しています。
家を守ってくれると言われている縁起の良い生き物なので、大切に放置しています。
セミの羽化を観察する
セミは、卵→幼虫→成虫という不完全変態をする虫です。
卵は夏に木の枝に産みつけられ、翌年の春から夏に孵化します。生まれた幼虫は土の中へもぐり、木の根から樹液を吸って、脱皮をしながら何年もかけて成長します。準備が整うと地上に出て木に登り、羽化します。
8月は、日没後に庭をふらふらしていると、セミの羽化に立ち会えます。
セミの羽化を見たことがない方は、殻からサクッと抜け出て成虫になると思われるかもしれませんが、通常1~2時間かかります。
羽化したばかりのセミは、ありえないほど美しいエメラルドグリーンです。
ミンミンゼミの鳴き声を聞く
私の庭がある静岡県では、ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシが生息していますが、種類によって鳴く時期が少しずつ違うため、夏を通して、鳴き声のグラデーションが楽しめます。
蝉:小学生だった頃の記憶がよみがえる!セミの鳴き声カレンダー
夏至のニイニイゼミ、小暑のクマゼミ、大暑のアブラゼミに引き続き、この時期はミンミンゼミの鳴き声を主に聞くことができます。
秋の気配に気づく
立秋を過ぎると、たとえ気温が30℃を超える真夏日であったとしても、何となく秋の気配を感じるようになります。
この時期は普通に夏でもあるので、どこが秋かとは具体的に言えず、「何となく秋の気配」としか言いようがないのですが、この微妙な違いを察知できる人間の五感とはすごいものだと思います。
セミの鳴き声が少し減るのか、木々の葉の色が微妙に変わるのか、秋ほど高くないけれど夏とは少し違う空になるのか。