小暑は新暦で7月7日頃から7月22日頃までです。
カサブランカの香りを嗅ぐ
その年の気候にもよりますが、東海地方では小暑の頃に梅雨が明けます。
梅雨が明けるとカサブランカが一斉に咲き出します。
時期的に7月14日のパリ祭(革命記念日)と開花時期がかぶるせいか、カサブランカの香りを嗅ぐと、『ベルサイユのばら』を思い出します。
臭いと結びついた記憶は、他の記憶よりも強い気がします。
クマゼミの鳴き声を聞く
梅雨が明けると、セミが本格的に鳴き始めます。
私の庭がある静岡県では、ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシが生息していますが、種類によって鳴く時期が少しずつ違うため、夏を通して、鳴き声のグラデーションが楽しめます。
蝉:小学生だった頃の記憶がよみがえる!セミの鳴き声カレンダー
夏野菜を収穫して食べる
家庭菜園で作った、キュウリ、ナス、トマト、ピーマンなどの夏野菜を収穫して食べます。
私のまわりでも家庭菜園をやっている方が多く、とれすぎて食べきれない野菜を配りあう習慣があり、夏野菜はほぼ買わずに過ごせるというありがたい状況です。
静岡県富士宮市は、昔から、農家でなくても自分が食べる野菜を自分で育てるのは珍しい行為ではなく、十数年前くらいに家庭菜園がブームになり始めたときには、「今までみんなやっていなかったの!?」と逆に驚いたものです。
家庭菜園がブームになり、尊敬する藤田先生の露出度が上がり、うれしい限りです。
蝶を鑑賞する
夏は、アゲハチョウ科の大型の蝶がたくさんやってきます。
ダイニングから続く縁側のすぐ向こうに、蝶が好むブッドレアの木を植えてあり、その花に集まる蝶を部屋の中から鑑賞するのが夏の楽しみです。
動く植物、ハエトリソウとオジギソウを触る
ハエトリソウとオジギソウは、子供の頃、夏になると祖母に買ってもらっていた思い出深い植物です。
植物はみんな動いていますが、目に見える形で能動的に動く植物は珍しく、初めて見たときの感動はすさまじいものでした。子供というのはこの手の植物が大好きで、当然、私もいじりたおしました。
ハエトリソウはウツボカズラと並ぶ超人気食虫植物です。葉が閉じる様子が見たくて、死んだ虫を拾ってきては投入したり、豆腐を与えたりして観察していました。
オジギソウは、触れると葉が閉じて垂れ下がり、おじぎをしているかのように見えるわけですが、これも子供にはたまらない植物で、葉が再び開くのを待ってはまた触り、おじぎをさせまくっていました。