月別アーカイブ: 2018年4月

ガーデニングダイアリー 清明にやることリスト

清明は新暦で4月5日頃から4月19日頃までです。

草木が芽吹き、清々しい空気が満ちる明るい季節です。

モミジやケヤキの木の下に入り込み上を向いて新芽を眺める

清明の象徴とも言えるのが、モミジとケヤキの新芽です。

春分までは丸坊主だったのに、清明になると突然芽吹きます。

木の下に入り込み、上を向いて新芽を眺めます。

初夏のモミジの写真

モミジ

ケヤキ

ケヤキ

タラノメ、コゴミ、フキ、タケノコなどの山菜を食べる

清明は山菜の季節です。

山菜は山野に自生する植物で食用にされるものですが、人工的に栽培される野菜とは違い、限られた場所で限られた季節にしか採れません。

山菜の若い芽の部分は、これから成長していくための養分がぎっしりつまっていますし、これを外敵から守るために備えた苦みやえぐみも最高です。

タラの芽の写真

タラの芽

コゴミの写真

コゴミ

夏みかんを収穫して食べる

庭の夏みかんを収穫して食べます。

夏ミカンの写真

夏みかん

果物はそのまま食べるのが一番ですが、ものすごくおいしい夏みかんのアイスクリームのレシピを見つけて以来、食べきれない分はアイスクリームにして冷凍保存しています。

セニョーラ・あ~の気ままな食卓 夏みかんのアイスクリーム

シャクナゲの花を鑑賞して『千と千尋の神隠し』の庭を目指す

我が家には、白いシャクナゲと、縁が赤で中央が白いシャクナゲがあります。

シャクナゲの写真

シャクナゲ

シャクナゲの写真

シャクナゲ

図らずも、この紅白のシャクナゲは通路をはさんで植えられているので、『千と千尋の神隠し』に出てきた下の絵のような庭を目指しているのですが、なかなかこうはなりません。

田中流ジブリクイズのやり方:日常会話にジブリのセリフを忍び込ませる!

アネモネの花を観賞する

アネモネという名前は、ギリシア語で「風」を意味する「anemos」からきています。

アネモネの写真

ギリシア神話の中に、美少年アドーニスが流した血からアネモネの花が咲いたという伝説があります。

ヒアシンスのヒュアキントスや、スイセンのナルキッソスなど、地中海原産の花にはこの手の話が多いです。

アネモネの写真

スノーフレークの花とムスカリの花を観賞する

「スノーフレーク」は、白いスズランのような花を咲かせ、「スズランスイセン」とも呼ばれています。

スノーフレークの写真

スノーフレーク

私はスノーフレークをムスカリとセットで植えています。

花期が同じで、スノーフレークの白とムスカリの紫のコントラストがきれいです。

スノーフレークは草丈が30~50センチほど、ムスカリは草丈が10~30センチほどなので、お互いがかぶることもありません。

スノーフレークの写真

ちなみに、名前や佇まいが似ていてスノーフレークとよく混同される植物に、スノードロップがあります。

私の庭では、スノードロップは2月の立春のころに咲きますが、スノーフレークは4月の清明のころに咲き、花期が全く違います。

スノードロップの写真

スノードロップ

ウラシマソウを観察する

独特な佇まいでその場を異空間にしてしまう上、性転換植物でもあるという、超個性派植物、ウラシマソウ(浦島草)を観察します。

ウラシマソウ(浦島草):晩春の庭に咲く超個性派の性転換植物

ウラシマソウ

ウラシマソウ

ウラシマソウの群生はめっちゃ怖いです。

ウラシマソウの群生の写真

ウラシマソウの群生

家庭菜園や花壇の土づくりをする

私が植えたい野菜や草花の植え付け時期は4月の終わりから5月の初めなので、少し前のこの時期に土を準備します。

植えたい場所の土を掘り起こして石やゴミを取り除き、コンポストボックスで生ごみから作った堆肥を混ぜます。

コンポストボックスの外観の写真

コンポストボックス

コンポストボックスを自作!生ごみ堆肥を作る(1)

土の状態や植える植物によって、石灰、油粕、鶏糞なども混ぜます。

最終更新日 2023年4月5日

ガーデニングダイアリー 春分にやることリスト

春分は新暦で3月21日頃から4月4日頃までです。

本格的な春の到来で庭が一斉に動き出し、観察や作業が追いつきません。

ホトケノザとヒメオドリコソウの茎の断面を観察する

この時期、ホトケノザとヒメオドリコソウをたくさん見かけるようになります。

ホトケノザとヒメオドリコソウの写真

ホトケノザとヒメオドリコソウ

この二つの植物、同じような場所に生え、似たような雰囲気ですが、よく見ると全然違い、私の中では、キャラや衣装が微妙に違う女性デュオのイメージで、勝手にWinkと呼んでいます。

ヒメオドリコソウとホトケノザの写真

ヒメオドリコソウとホトケノザ

上の写真の左がヒメオドリコソウ、右がホトケノザですが、この二人のすごいところは、茎の断面が四角いことなんです!

ホトケノザの茎の断面の写真

ホトケノザの茎の断面

草の茎はみんな丸いと思っている方、道端でヒメオドリコソウかホトケノザを見つけたら確認してみてください!驚きますよ!

ちなみに、春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」という植物で、これではありません。

初蝶を見る

初蝶はその春初めて見る蝶です。

私の庭では、春分を過ぎたころから突然蝶が舞い始めます。

初蝶の写真

初蝶

リーフレタスとサンチュの種をまく

サラダバーガーデン用にリーフレタスとサンチュの種をまきます。

リーフレタスとサンチュの種をまく写真

リーフレタスとサンチュの種をまく

地域にもよりますが、種まきの時期は2月~5月です。

植えつける場所の準備や、あまり気温が高くなると発芽しにくくなるといったことから、私は毎年この時期に種まきをします。

発芽に光を必要とする好光性種子なので、あまり土をかけないようにします。

サラダバーガーデン(3区画×1列)

サラダバーガーデン

テーマのある庭、サラダバーガーデンを作る

種が飛ばないうちに、種で増える雑草を抜く

「雑草を抜く」というと、「雑草」と一般的に認識されている草をきれいさっぱり抜き取ってしまうというイメージがありますが、私の場合、栽培していないのに生えてきた草のうち、都合の悪いところに生えてきたものを適切な量だけ取り除くのが「雑草を抜く」です。

種で増える雑草をこの時期に抜いておかないと、5月頃激しく後悔することになります。

ハコベなどは春の七草の一つでもあり一掃したくはないのですが、繁殖しすぎると都合が悪いので、種がついて飛ばないうちに抜きます。

ハコベの写真

ポテトタワーを作る

家庭菜園でジャガイモを地植えで育てていますが、余った種イモでポテトタワーを作ります。

麻袋の口を外側に折り返し、土を入れ、その中に種イモを埋めます。成長に合わせて麻袋の折り返し部分を上げ、土を足していきます。

ポテトタワーの写真

ポテトタワー

ポテトタワーの写真

ポテトタワー

ラッパスイセンの花がら摘み

ラッパスイセンの花がらを摘みます。

花茎は空洞になっているため、中途半端な場所で切ると花茎の中に水が溜まってしまいます。丸い種子果のすぐ下は空洞になっていないので、そこを切って花がらを取り除きます。

葉を切ってしまうと球根に栄養がたくわえられず、翌年花が咲かなくなってしまうので、葉は完全に枯れるまでそのままにしておきます。

ラッパスイセンの花がら摘みの写真

ラッパスイセンの花がら摘み

ハナニラの匂いを嗅ぐ

ハナニラは球根で繁殖して星型の花を咲かせる植物です。

その名の通り、葉や球根を傷つけるとニラの匂いがします。

ニラの匂いが嫌いでなければグランドカバーになりますし、ニラ的なものとしておままごとにも使えます。

ハナニラの写真

ハナニラ

つくしを見つける

つくしは、ふと目に留まるものではなく、ワラビなどの山菜と同じく、目を凝らして意識的に探さなければ見つからない植物です。

しかし、一度目に入ると急に視界が開けて見つけられるようになり、立体視アートが見えたときの感覚に似た爽快感があります。

つくしの写真

つくし

下の写真も一瞬ではどこにつくしがあるのかわからないのでは?

雑草に埋もれるつくしの写真

この中につくしがいます

ヤマブキの花が咲いた時のためにレンギョウの花の色を覚えておく

黄色の花はたくさんありますが、レンギョウとヤマブキの黄色は別格です。

レンギョウは春分の頃咲きますが、ヤマブキが咲くのはもう少し後で、この二つの花が同時に見られることはありません。

我が家では、レンギョウの黄色はバナナのようなさわやかな黄色で、ヤマブキの黄色は温かみがある黄色というか山吹色です。

並べて比較したいのですが、花期が違うため、黄色の色合いをよく観察して覚えておきます。

レンギョウの写真

レンギョウの花

ヤマブキの写真

ヤマブキの花

源平枝垂れ桃を見て、オリオン座のベテルギウスがいつ超新星爆発するのか思いを巡らす

源平枝垂れ桃は1本の木で、赤、白、ピンク、赤と白のまだらなど、数種類の色の花が咲きます。

源平枝垂れ桃

源平枝垂れ桃の花(2020)

「源平」は、源氏が白旗、平氏が赤旗を用いたことから「紅白」という意味でよく使われます。

源平枝垂れ桃を見ると、オリオン座を思い出すので、ベテルギウスがいつ超新星爆発するのか思いを巡らします。

オリオン座のベテルギウス(平家星)が超新星爆発!?平家はいつ滅びるのか

ムラサキハナナを見て、諸葛亮(孔明)のことを思い出す

「ムラサキハナナ」や「ハナダイコン」と呼ばれるこのアブラナ科の植物は、「ショカツサイ(諸葛菜)」とも呼ばれています。

三国志に出てくる諸葛亮(孔明)が、出陣した先々で食用にするために種をまいて育てたことに由来するそうです。

諸葛菜(ハナダイコン)の写真

諸葛菜(ハナダイコン)

サクラの花を見る

日本中がソメイヨシノを特別視して大騒ぎしますが、私にとっては、春に咲く美しい花の一つです。

ソメイヨシノの満開はとても美しいのですが、花が散って葉芽が出てくる頃は汚くて、なかなか残念なお姿です。

サクラの花の写真

庭のソメイヨシノ 満開

歴史が古く、葉芽と花が同時に開くヤマザクラのほうが趣があるような気もします。

ヤマザクラの写真

ヤマザクラ

最終更新日 2023年3月21日