日別アーカイブ: 2017年11月5日

野鳥の餌やり解禁!生ごみ捨て解禁!富士宮の季節の節目「お祭りからお祭りまで」

お祭りからお祭りまで

私が暮らす静岡県富士宮市には、「お祭りからお祭りまで」という言葉があります。お祭りとは、富士山本宮浅間大社の、5月4日~6日流鏑馬祭と、11月3日~5日例祭のことです。

富士山本宮浅間大社 主な行事

2017年1月3日の富士山の写真

富士山本宮浅間大社

つまり、「お祭りからお祭りまで」とは、「5月の流鏑馬祭から11月の例祭まで」、あるいは「11月の例祭から5月の流鏑馬祭まで」ということになります。

子供のころから、季節の区切りとしてこの言葉が用いられるのをよく耳にしてきました。

例えば、夏野菜の苗の植え付けは5月のお祭りまで、冬野菜の苗の植え付けは11月のお祭りまでにしないと、この地域ではうまく育ちません。逆に、4月下旬に夏野菜の苗を植えそびれてしまっても、「お祭りまでに植えれば間に合うよ!」と声をかけられたりします。

毛布や暖房器具や冬服も、5月のお祭りまでは片づけません。春めいてきても、4月末に突然寒くなったりするからです。5月のお祭りを待たずに暖房器具をしまうと、もう一度出してこなければならくなったりします。また、11月のお祭りを待たずに冷房器具や夏服をしまうと、10月末に突然暑くなったりして、これまた、もう一度出してこなければならなくなったりします。

お祭りを越してしまうと、季節が戻ることはまずありません。

5月のお祭りと11月のお祭りの時期は、二十四節気で言えば、立夏立冬のころです。

またこの時期は、茶道の風炉の入れ替えの時期でもあります。風炉の時期は5月~10月の時期は11月~4月です。千利休柚子の実が色づく頃を開いたと伝えられています。

柚子の実が色づく頃の写真

柚子の実が色づく頃

そのようなわけで、5月初めと11月初めというのは、全国的に見ても季節の節目になるのかもしれません。

しかし、東京で生活していたころ、わずか100キロ北上しただけで、この「お祭からお祭まで」が通用しないと感じました。東京では冬はもう少し早く到来するような気がします。11月3日~5日を待たずに、10月下旬突然空気が変わる日があり、その日を境に一気に冬の佇まいになります。あの、突然空気がひんやりして、あらゆるものの透明度が増して、切ない気分になる雰囲気は、静岡では体験できません。

日本は北海道から沖縄まで南北に長いため、それぞれの土地で、どのようなタイミングで季節が変わるのか、とても興味があります。

11月のお祭りは、私にとって生活スタイルがガラッと変わる大事な時期です。さらに、野鳥の餌やり生ごみ捨て解禁になる、我が家にとって非常に重要な時期なのです!

野鳥の餌やり解禁!

私の庭では、縁側のすぐ向こうの庭にバードフィーダー(鳥の餌台)を設置し、冬の間はひまわりの種をおいてを呼び、夏の間はブッドレアなどが好む花を咲かせ、を呼んでいます。そのため、この場所を「鳥蝶(ちょうちょう)の庭」と呼んでいます。

鳥蝶の庭の写真

鳥蝶の庭

10月下旬までは蝶が飛んでいますが、11月のお祭りを過ぎるとパタッといなくなります。

一方、鳥は春から秋にかけては虫を食べるので、餌をあげるのは食べ物がなくなる冬の間、11月のお祭りから5月のお祭りまでにしています。

バードフィーダーにとまるシジュウカラの写真

バードフィーダーにとまるシジュウカラ

半年ぶりなので、うれしくていっぱいあげちゃいます。あげすぎ注意。

鳥の餌台を設置!ひまわりの種でヤマガラとシジュウカラを呼ぶ

バタフライガーデン:蝶が集まる花を植える

生ごみ捨て解禁!

自作のコンポストボックスに生ごみを入れて堆肥にしています。

コンポストボックスの外観の写真

コンポストボックスの外観

悪臭やハエが発生しないように、生ごみをコンポストボックスに入れるのは、冬の間だけ、11月のお祭りから5月のお祭りまでにしています。

コンポストボックスの中の落ち葉と生ごみの写真

コンポストボックスの中の落ち葉と生ごみ

半年ぶりなので、うれしくていっぱい捨てちゃいます。捨てすぎ注意。

鳥の餌台を設置!ひまわりの種でヤマガラとシジュウカラを呼ぶ

コンポストボックスを自作!生ごみ堆肥を作る(1)